日本左派政権の没落、韓国左派政権の復活

韓国が日本を分析する場合、必ずと言ってもいいほど出てくるのが「日本人は上に逆らえない」です。日本人は昔から「剣を持った人たちに支配されたから」がその理由で、その結果が自民党政権の長期化として現れている、というのです。

韓国は日本と違ってロウソク革命などが起きる。世の中に変えられないものが無いと思っている。日本人はこんなことできない。そう主張しています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

特に、この主張を慰安婦合意にかけて「韓国人に、不可逆的なことなど無い」とする2016年8月2日の朝鮮日報の記事は、とても印象的でした(バカという意味で)。

<韓国人には、日本人にはない活力がある、「不可逆的」なものなど、韓国人にはない>

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2016/04/22/2016042203081.html

 

今日、韓国側のネットにも、自民党の独走が予想されるという記事がいくつも上がっていました。自民党が勝利すると、また間違いなく「日本人は民主主義を知らない」などという記事が出てくることでしょう。

さて、韓国が主張する「支配に逆らうこと」が政権交代だというと、この時点ですでに民主主義としておかしいとしか言えません。「現政権」は誰が選んだのか?結局は同じ国民が選んだだけじゃないですか。それに、本当に前の選挙を失敗したと認識し、現政権に抵抗する意味で政権交代を成し遂げたなら、前の政権と同じ政党、または同じ政治色の政治家は力を失うはずですが、韓国の場合、右→左→右→左と、ただ「両極端な2つが、不定期的に入れ替わる」だけです。

日本でも、2009年から3年間でしたっけ?民主党政権、いわゆる左派(言葉選びに悩みますが、いつもどおりこう書きましょう)政権が誕生しました。ですが、国民はドン引きし、それからも左派政権はおろか、民主党そのものが没落してしまいました。韓国が主張する「抵抗する形での政権交代」なら、日本の民主党政権没落のほうが「事例」として合ってるのではないでしょうか。

与党という存在がどれだけ大きな責任を背負っているのか。失望した国民の心は、戻ってこない。民主党(民進党)の没落は、それを見せてくれる、「民主主義」の手本となる事例ではないでしょうか。

 

今回の選挙でも、韓国が「悪の根源」とする安倍総理への支持は、若い世代で相対的に強いことがわかりました。これは、とても心強いことです。

<・・朝日新聞が12日報道した衆議院選挙関連の世論調査の結果を見ると、安倍政権の5年の肯定的な評価は若年層で最も高かった。有権者全体で計算すれば肯定的評価が43%であるが、30代では49%、18~29歳では53%に達した。

共同通信が今月初めに世論調査で、安倍総理と小池百合子東京都知事の中で誰が総理にふさわしいかを聞いたときも、30代以下では57.4%が安倍総理と答えた。60代以上の高齢層はこれより約20%ポイント少ない39.8%だけが、安倍総理を選んだ・・>

http://v.media.daum.net/v/20171013050401290

これでは、「良心的な日本人勢」の勝利は、しばらくは無理そうですね。

 

 

♨ 著書関連のお知らせ ♨

シンシアリー+扶桑社の10冊目となるなぜ日本のご飯は美味しいのかが11月2日発売です!

9冊目、「韓国人による末韓論(扶桑社新書発売中です!

他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください