米軍減縮で、無数の店が閉店。自治体の予算投入も効果なし

勢いでもう一つ更新します。

韓国、京畿道(キョンギド)、 東豆川(ドンドゥチョン)、保山洞(ボサンドン)という地域。ここには外国人観光特区と呼ばれる街があります。

ここは、もともと「基地村」でした。韓国では米軍基地の周辺の町を基地村と言います。いわゆる米軍慰安婦たちの売春街も、基地村にありました。

良いか悪いかを語る前に、それらの町・・もはや町というより結構大きな規模の繁華街ですが、それらの基地村が米軍を相手にした商売で動いていたことは、言うまでもありません。

 

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東豆川は、代表的な基地村として成長しました。しかし、2015年から本格化した米軍の減縮に伴い、街は衰退を始めました。なにせ、2万人もいた米軍が6千人に減員、その6千人のほとんども平澤(ピョンテク)など別の地域に移動することになったからです。400を越えていた店は、次々と閉店しました。

自治体はこれらの商圏を生かすために、去年1月からこれらの地域を「外国人観光特区」に指定、110億ウォンを投入しました。

しかし、無駄でした。

400を越えていた店舗の数は223に減り、実際に営業をやっている店はその中の半分位、とのことです。

革、陶芸などの工芸工房とK-Rock(K‐popのようなもの?)ビレッジなどを誘致すると言ってますし、工房も23店が入居したとのことですが、ほぼ機能していません。これじゃ、自治体の話を信じて店を開いた人たちは被害者になりそうですね。

これから韓国は、戦時作戦統制権の移譲と、人員だけでなく戦略インフラを含めての米軍の減縮を進めることでしょう。韓国人が大好きな「自主国防」という言葉を掲げながら。

しかし、それは国防だけでなく、このような経済的な衝撃をも伴う、まさに「内外からのショック」に備えないといけないことでもあります。

http://v.media.daum.net/v/20171128152651696

 

 

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