素顔

韓国が日本に対してよく使う言葉の中に、민낯(ミンナツ、素顔)があります。

その言葉を日本に対して使うことが多いのは、何故でしょうか。

日本語で「素顔」というと良いイメージの言葉です。でも、韓国語のミンナツは、意味そのものはともかく、実際にはあまり良くないニュアンスで使うことが多い言葉です。「ありのまま」という意味で、社会の良からぬ面を指摘する番組などで多用されるからでしょう。

そう、「隠そうとしているけど実際はこんな有様」というニュアンスがあるわけです。

 

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「ご飯」に、こんな内容を書きました。「日本は、韓国がなりたがっている理想のブランドである。でも、韓国は日本にはなれない」。

韓国では、日本の「見習うべきところ」を指摘する声もあります。歴史問題とは関係ない部分、主に市民意識のことで、昔からもっとも多いのが「街が綺麗(ゴミが落ちてない)」「ちゃんと列に並ぶ」などです。

しかし、そんなところすらも否定する味方が増えました。「偽善にすぎない」「服従しているだけ」「日本人は逆らうことを知らない」そんな無茶苦茶な主張をくっつけて、何もかも否定します。そして、それらのデタラメな主張こそが「日本の本当の姿だ」としながら、「日本のミンナツ」という言葉を用います。

今日もまた、日本で13年暮らしたという韓国の大学教授が、「日本的 心」という本を韓国で出版しました。彼は、日本人の精神は諦めること、服従することだとしながら、靖国神社も村上春樹もそんな日本人の精神を癒やすためのものにすぎないと主張しています。彼は、併合時代に刑務所で死亡した反日作家ユン・ドンジュを集中的に研究している人でもあります。

http://v.media.daum.net/v/20171207033639465

そして、その本を紹介する記事の題が、これです。「13年間現地で見守った日本のミンナツ」。

 

ある意味、こういう解釈もできましょう。

「私が言ったことが本物、ありのままのこと(みんなつ)だ。他の意見など無意味だ」。

 

 

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