報復の歴史

韓国日報に、印象的な写真があったので紹介します。

http://v.media.daum.net/v/20180311140116771

 

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2MB(イーミョンバク)、李明博元大統領が14日に検察に召喚されます。賄賂とかいろいろあるみたいですが、韓国社会でもっとも重要なのは「雰囲気」ですから・・拘束まで行くのはほぼ確定路線ではないか、と思われます。

韓国日報はこう書いています。

<・・政界に足を踏み入れた後、10年間別の道を歩いた二人(李明博氏と朴槿恵氏)は、2007年、ハンナラ党の大統領候補予備選挙を経て、それこそ「ライバル」の関係に発展する。最高権力者の娘と成功したビジネスマンとして初めて対面してから30年、二人は、すさまじい乱打戦を繰り広げた。

当時、李明博は、朴槿恵とチェ・テミン一家(※チェ・スンシル氏の父親)の関係とそれによる国政壟断の蓋然性を、朴槿恵は、李明博のBBKとダース(※李明博氏が事実上の所有者ではないかと疑われている企業のこと)、道谷洞の土地などの疑惑に食らいついた。両候補の間の葛藤は、李明博の勝利と朴槿恵の支持宣言で縫合されたように見えたが、綺麗に消えたわけではなかった。二人が順番に大権を握った2008年以降、これらの対立の様相は、党内外の関係でさらに明確になった。

報復が報復を呼んだ。 2008年の第18代総選挙を控えてキム・ムソン、キム・ジェウォンなど親朴(朴槿恵支持)系の人たちが大勢、公認(党の公式推薦、公認した候補)から脱落してみ、朴槿恵は、政治報復、「親李公式推薦」としながら強く反発した。以後、朴槿恵は、李明博政府の大運河、メディア法、規制緩和政策などについて批判的な立場を継続した。

朴槿恵政権になって、再び公認騒ぎが再現された。今度は親李系が犠牲になった親朴系は2016年20代総選挙の公認で親李系と非朴(朴槿恵氏と仲が良くない人たち)を排除した。与党セヌリ党は、大統領弾劾の過程において、親李系議員たちののほとんどが朴槿恵大統領の弾劾に賛成票を投じた後、離党した。

李明博と朴槿恵、二人の大統領は11年前に、お互いに向かって提起した疑惑が全て事実だったと明らかになり、政治人生の最大の危機を迎えている。和合と包容の代わりに対決と反目を選んだ政治指導者の没落は歴史の教訓であるに違いない。しかし、国民が失くした9年の時間は、報われない。>

 

9年って、何のことでしょうか。

報復はいまも続いています。文在寅氏によって。

少なくとも「韓国」になった1948年から、ずっとその繰り返しでした。

そして、これからもずっと続くでしょう。

 

 

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