停戦協定4条

今日は、テストに絶対に出ない話題を選んでみました。停戦協定4条(詳しくは4条60項)というものです。

前提として、私はこの話は「さぁ、どうだろうね」位しか思っていません。南北首脳会談や、米朝首脳会談が開かれても、こんな話題がいきなり出てくることは無いだろうとも思っています。

でも、韓国の左派勢力はなかなか本気で「終戦協定または平和協定=米軍撤収だ」と主張しています。

 

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朝鮮戦争は今、停戦状態でありますが、今回の首脳会談とかその他いろいろの対話ムードで、韓国では「ついに終戦協定が行われるだろう」との予測が出ています。

そこで、韓国の左派勢力は、停戦協定が無くなり、終戦協定または平和協定(が結ばれると、米軍はさっさと撤収しないといけないと主張しています。そして、その根拠が停戦協定4条である、と。

 

で、停戦協定4条に何が書いているのかというと、こうなっています。

「Korea(※韓国と北朝鮮の両方を含めての概念になります)問題の平和的解決を保障するため、双方司令官は双方の関係諸国政府に停戦協定が調印され効力が発生してから3ヶ月内にそれぞれ代表を派遣し、双方のさらに高位の政治会談を招集し、Koreaからの全ての外国軍隊の撤収及びKorea問題の平和的解決などを協議するよう、ここに建議する」。

当たり前ですが、停戦3ヶ月内にそんな政治会談もなかったし、平和的解決の議論もありませんでした。

でも、韓国左派は、「それでも協定だから新しい協定が出来るまでは有効だ」としながら、次のように主張しています。オーマイニュースの3月12日の記事から引用します。

<・・朝鮮半島が再び大国間の代理戦場・核の対決場にならないためには、何よりも外勢の介入が排除される朝鮮半島の平和協定でなければならない。外勢の介入を徹底的に遮断する朝鮮半島の平和協定になるとき、初めて朝鮮半島の平和協定は、私たちの自主的統一、さらには北東アジアの平和と安定にも寄与することになる。

したがって、朝鮮半島の平和協定は、米国の核の傘提供撤回、駐韓米軍撤収、外国とのすべての同盟廃棄、外国軍との軍事演習の禁止などが含まれなければならない。 1953年に締結された停戦協定第4条60項は、「双方のレベルの高い政治会議を招集 」、「朝鮮半島からのすべての外国軍隊の撤収と朝鮮半島問題の平和的解決などの問題を協議すること」を規定している。

停戦協定は、今後締結される平和協定に外国軍の撤退を含むことを規定しているのだ。しかし、米国が韓半島で停戦状態を終わらせ、平和協定の締結に同意しても、在韓米軍の撤退や韓米同盟廃棄、核の傘提供撤回などに、簡単に同意しようとしないだろう。そうなれば、中国と極東ロシアに対する在韓米軍の封鎖と牽制任務を放棄しなければならないからだ。

したがって、交渉過程で、北米間の意見の相違で膠着状態に陥る可能性がいくらでもある。北米交渉が膠着状態に陥った場合、これを突破する動力は、韓国民衆の力、南北の団結した力しかない。今回の米朝間の首脳会談を導き出した力も、南北合意であった。

せっかく見つけた朝鮮半島の非核化と平和協定締結の機会が霧散されないように、交渉と対話のモメンタムが失われることがないように、朝鮮半島の外勢介入の可能性を基本的に遮断して、再び朝鮮半島が大国の代理戦場にされないために、南側の政府が韓米同盟のくびきから脱し、民族大団結を通し、外勢の介入が徹底的に遮断された平和協定の締結を導き出せるよう、私たち皆で平和のろうそくを灯そう。>

http://v.media.daum.net/v/20180312123303730

 

外国との軍事・政治的同盟があってはならないというのは、北朝鮮の連邦制統一の条件の一つです。この記事、北朝鮮の機関紙かなにかのような気がしますが、韓国の新聞記事です。

この記事では「平和協定」となっていますが、一部では「終戦協定が結ばれると米軍はさっさと撤収しないといけない」と主張しています。普通、終戦協定の後に平和協定になるでしょうけど、一部では同時に行われるのではないか、との観測もあります。

はてさて、どうなるのか。いまはまだ何とも言えません。ただ、これからの1年~5年位の間に、朝鮮半島にものすごい変化が訪れる可能性があるのは、間違いないでしょう。変化といっても、悪い予感しかしませんが。

 

 

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