ソウル市の公務員たち「皆さん、水道水を飲んでください。私は飲みませんが」

ずいぶん久しぶりに記事から「アリスゥ」という言葉を見つけました。アリスゥはもともと「阿利水」、すなわち昔の言葉で漢江のことですが、この場合はソウル市の水道水を意味します。

ソウル市はずいぶん前から(日本みたいに)水道水を飲もう!としながら、アリスゥというブランド名(?)のもとに、水道水を宣伝しています。

一部の小学校には浄水器を撤去、わざわざ水道水の飲水施設を作るなどしました。

しかし、SBS取材陣の観察(?)結果、ソウル市の公務員たちはこのアリスゥ(水道水)を飲まないことがわかりました。

 

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<・・SBS取材陣は、最近ソウルのある区役所の民願室(請願受け付け部署)を訪れました。民願室の一角には、訪問者のための「アリスゥ」、すなわち水道水が出てくる給水器が設置されていました。取材陣が給水器の利用者を3時間見守った結果、訪問者だけが水を飲むだけで、公務員たちは利用しませんでした。

コップ持った区役所職員について行ってみると、民願室窓口の後ろに別にある浄水器の水を飲んでいました。訪れた市民には、水道水を飲めと言って、公務員は後ろで浄水器の水を飲んでいたのでです。民願室だけでなく、区役所の公務員が勤務するオフィスごとにアリスぅ給水器ではなく、浄水器が置かれています・・>

http://v.media.daum.net/v/20180331091802195?d=y

他の区役所などでも状況は変わらずで、公務員から「アリスゥってすこし臭いですからね」という率直な意見まで聞けたとか。

水道水でも浄水でもミネラルウォーターでも飲みたい方を飲めばいいと思いますが・・・「やりましょう!私はやりませんが」では、水道水を飲む人は増えないでしょうね。

インフラや好みの問題というより、信頼の問題というべきかもしれません。物への、そして人への。

 

シンシアリーの家には、キッチンに浄水器が付いています。でもスイッチ(浄水ON・OFF)を入れ忘れて、水道水のまま飲むことが多い気がします。

 

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