「私と一緒に金日成について学んでいた人たちが、いま大統領府にいます」

明日(4月11日)は更新がちょっと遅れると思いますので、夜にもう一つ更新しておきます。

自由韓国党(ハンナラ党→セヌリ党→自由韓国党と改名)がやっとソウル市長候補を立てました。京畿道(キョンギド。ソウル周辺の首都圏地域)知事出身のキム・ムンス氏です。

いまのところ、共に民主党の候補(現ソウル市長パク・ウォンスン氏)の支持率が高く、キム・ムンス氏の当選可能性はほぼ無いと思われますが、彼が気になることを話したので、紹介します。

「私と一緒に北朝鮮の対南放送を聞きながら金日成について学んでいた人たちが、いま大統領府にいます。彼らが何をしようとするのか、私にはわかります」。

http://v.media.daum.net/v/20180410141209421?d=y

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

なんのことかというと、キム・ムンス氏は左派運動家(労働運動家)出身です。投獄されたこともあります。

氏によると、あの時も牢屋の中で同じ運動化出身の人たちと一緒に、北朝鮮の対南放送を聞きながら、金日成について一緒に勉強をした、とのことです。そして、あの時に一緒に勉強していた人たちが、いまは大統領府のメンバーになっている、と。

キム・ムンス氏は金泳三大統領の頃に考えを変え、保守派で活動するようになりました。

単に反共意識を刺激して支持率を何とかするための弁であろう・・と考えるのが妥当でしょうが、いまの大統領府の動きを見ていると、「それは違う」「まさかそんなことはないだろう」とハッキリ否定することもできません。困ったものです。

 

6月13日の地方選挙(自治体の長を選ぶ選挙。一部地域では補欠選挙も同じ日に行われます)では、保守派が負けるのはほぼ決まっている状況です。問題は、どこまで抗うことができるか、ですが・・・どうでしょう。

政党支持率では、共に民主党が52%でいまだ圧倒的ですが、自由韓国党も20%と、若干ですが支持率を回復しています。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!

・10冊目「なぜ日本のご飯は美味しいのか」、9冊目「韓国人による末韓論(扶桑社新書)」も発売中です

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。