日曜(日雇用?)エントリー

聯合ニュースの記事に、なかなかツボにハマる内容があったので紹介します。

他の国ではどうなのかわかりませんが、韓国で「日雇職(日雇い)」というのは雇用契約期間が1ヶ月未満を意味します。「臨時職」は1ヶ月以上~1年未満の雇用。賃金をもらう労働者の30%が日雇・臨時職だと言われています。

日曜だから日(雇)用エントリー・・じゃありません。偶然です。HAHAHA

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

これは前からシンシアリーの持論の一つですが、「普通なら雇用安定という側面から、日雇いや臨時職が減ったほうがデータ的に望ましいが、韓国の場合はそうでもない」というのがあります。なぜなら、日雇いや臨時職が減ったとしても、その労働者がもっと安定した職を得た(いわゆる「身分上昇」)可能性はほとんどありません。ほとんどは、何も考えずに自営業を始めます。何度も取り上げていますが、その自営業がもうダメな状態でして。

聯合ニュースにまったく同じ趣旨の指摘がありました。

<・・日雇職と臨時職は、庶民の仕事に分類される。賃金労働者の中で、臨時・日雇の割合が減少して常用の割合が増えることは、雇用の安定性が改善される点で中長期的に望ましい傾向にある。しかし、韓国のように労働市場が硬直的な状況で、臨時・日雇い雇用の減少は、常用(が増えるの)ではなく、零細な自営業者の増加につながる場合が多い・・>、と。

その日雇・臨時ですが・・・統計庁発表によると、1~3月に607万4千人で、1年前の同じ期間より18万1千人も減少している、とのことです。

http://v.media.daum.net/v/20180415060117947?rcmd=rn

 

ちょうど5日前に、「2月、最低賃金の影響で働き口が14万5千も蒸発?」というエントリーを書いたばかりです。

庶民経済が明らかに悪化しつつあるのに、大統領の支持率は上がりつつある・・・これは、「月」の魔法でしょうか。黒魔法。

 

 

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