「国でない北朝鮮との合意は意味がない?じゃ国会で批准すればいい」 Byムンたん

いわゆる板門店宣言。

さて、本ブログが放つ「クモリウム(心が曇る成分)」にも耐えている読者の皆さんなら、「韓国と北朝鮮はお互いを国家として認めていない」ことをもうご存知でしょう。

そこで、「南北がどんな合意をしてそれを宣言しても、国家間合意みたいな効果を出すことはできないし、条約を結ぶこともできない」という指摘があります。また、いつか保守政権が出来れば、また板門店宣言は「無かったこと」になる可能性もあります(ほぼ間違いありません)。

そこで、文在寅大統領がある「策」をしかけました。板門店宣言を国会批准することです。国会がこれに同意すれば、少なくとも韓国内では「板門店宣言は『国家が守るべきだ』と国会が同意する」ことになります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<大統領府と共に民主党は、ムン・ジェイン大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が27日に締結した「板門店宣言」の国会批准同意を推進する方針だ。宣言の効力と履行を法的に担保するというものである・・

・・板門店宣言の国会批准同意はドア大統領とキム・ジョンウンの合意事項を「制度化」して「永続化」という意味を持つというのが専門家らの共通の指摘だ。先に2000年と2007年の南北首脳会談を通じて出てきた6・15共同宣言と10・4宣言は、国会批准を受けず、その後、政権が変わり、うやむやになった・・>

http://v.media.daum.net/v/20180430030741236?d=y

 

国家間の合意である日本との慰安婦合意にも平気で「不履行宣言」をする韓国ですからあまり意味ない気もしますが・・いまは板門店宣言で韓国中がお祭り状態です。野党が批准に反対すれば、6月13日の地方選挙(自治体選挙)に悪影響となるでしょう。文氏として板門店宣言の国会批准は、「どうなっても損することはない」手かもしれません。

 

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