今度は518で「人道に対する犯罪」

韓国は、慰安婦問題でよく「慰安婦問題は人道に対する罪だから時効もないし、合意で解決できる問題でもない」と主張します。

もちろん、こういうことを叫ぶ人たちは、人道とか人権とかにはあまり興味がありません。「敵」を攻めるための道具として人道とか人権とかの言葉を使っているだけです。

同じパターンを、韓国内でも、旧戒厳軍(518光州民主化運動当時の全斗煥政府の兵隊のこと)に対しても使うようになったみたいで、今日はそれを紹介します。

今日のハンギョレの記事ですが、「518の時、戒厳軍が女性たちを集団で性暴行した」ということでして。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

内容は、最初の見出しだけで十分だと思います。

「被害者○氏の5・18財団の口述録確認」、「女性だけ3〜4人を車に乗せて連れて行って集団性暴行」、「恐怖を作り出すための性暴力的虐殺の事例も」、「専門家は『国家による性暴力として処罰すべき』と見る」、「『人道に対する罪』で時効はないと見るべし」

<・・5・18当時の女性の軍人の性暴力を「人道に反する犯罪」という視点で扱わなければならないという声も出ている。パク・ギョンギュ慶北大研究教授は「軍隊が銃器を使い体系的に広く民間人を虐殺した行為とその中で発生した女性への性的暴行は人道に対する罪に該当する」とし「人間の尊厳のために、このような犯罪は、最初から時効自体が適用されないので、今でも起訴して処罰することができる」と述べた・・>

http://v.media.daum.net/v/20180510050606831?rcmd=rn

 

 

最初からでっちあげにすぎない慰安婦問題に比べると、518の時の問題は「本当にあった」可能性が高く、その犯罪を調べることには意味があるかもしれません。でも、先も書きましたが、趣旨が基本的に「全斗煥嫌い」でしかありません。この記事も、「全斗煥氏をまた監獄に送りたい」と書けば一行でなんとかなると思いますが(笑

しかも、こういう件を叫びまくる人たちが、北朝鮮の人権問題、または朝鮮戦争の時の北朝鮮軍の行為に対しては何一つ聞こえてこないのが、またなんとも。

例えば米国人・・3KIMのことですが・・が解放され、トランプ大統領が空港まで迎えにいくらしいですが。韓国でも大きく報道されました。基本的には北朝鮮の対応を褒める内容でした。

しかし、北朝鮮に抑留されている「韓国人」が6人います。拉致被害者(拉北者)ではなく、抑留の場合です。確か、北朝鮮と中国の国境近くで宣教活動をしていた人たちで、中には脱北者出身もいたと記憶しています。かなりの重罪人として扱われているとも。

彼らのことは、ニュースになりませんね。こういうの、人道に対する罪になりませんかね。

 

 

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