大怪獣グジガ

韓国に伝わる数少ない古代歌謡に「グジガ(亀旨歌)」というのがあります。内容というより解釈がいろいろ面白い作品です。

「亀よ亀よ頭を出せ出さないと焼いて食うぞ」という歌詞で、「龜何龜何 首其現也 若不現也 燔灼而喫也」という漢字表記のものだけが、三国遺事という文献に残っています。

勇気ある朝鮮半島の民族が大怪獣ガメラを退治する内容・・・にも見えますが、実はその解釈にかなり「異見」があります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

基本的には「占い」や「邪悪な何かから身を護るための呪文」ではないのか、という解釈があります。個人的に、当時は、亀を焼くことで「占い」を行うイベントがありました。あの時に歌ったものだ、という解釈が気に入っています。

ですが、真逆の解釈もあります。女性が男性を誘惑する時に歌ったものだ、というのです。もしそうなら、焼いて食うぞというのも、わたしの誘惑を無視したらただでは済まないからな!という警告なのでしょうか。

どのみち、文献で確認できるものとしては、朝鮮半島の歌謡にしてはずば抜けで古いもので(朝鮮半島の歌といえば「アリラン」などが有名ですが、実はいつからあったのか不確かで、そう昔からあったわけでもないという主張もあります)、韓国では高等学校で普通に教えていました。

 

・・・ですが、<高校の国語授業で学ぶ古代歌謡グジガ(亀旨歌)の文学的解釈をめぐって、仁川の女子高教師がセクハラ論議に包まれた。グジガに出てくる「カメよカメよ頭を出しなさい」のくだりで、亀頭が男性の性器とも解釈されるという教師の説明が問題になった・・>、とのことでして。

教育委員会で審議中で、学校側はこの教師を授業から排除したそうです。「30年間これを教えてきたけど、こんなことは初めてだ」と教師は言っています。

http://v.media.daum.net/v/20180716113022560?rcmd=rn

しかし、このままだと2~3年後にはグジガから男女関連の解釈は無くなりそうですね。韓国としてはそのほうが「美化」できる気もしますが・・(韓国人は性に関することを見下します)

とにもかくにも、こういうのを「権利だ」と思っている人たちが増えている、今日この頃です。

 

 

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40 Replies to “大怪獣グジガ”

  1. (1番)
    てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
    いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ
    (2番)
    てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
    わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ
    (3番)
    てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
    それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

  2. この「古謡」が「伽耶由来のもの」ならば、日本文化の南方系要素と同根である可能性も高いでしょう。
    性的に(表現にも行為にも)おおらかなのが、特徴です。
    伽耶が日本文化圏であったことは、確実ですし。

    それも踏まえて「いろんな解釈ができること」を教えるのが「詩歌」を教えることなのですが「日本文化の一部と同根」なんて、絶対に認めないでしょうね。

    でも「欧米の民俗学者」が「素晴らしい」と、日本文化の南方系要素を絶賛したら「ウリが起源ニダ」となるでしょうね。

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