ハズレ

以下、世宗研究所という韓国の大手シンクタンクの、「日本研究センター」長の主張です。簡単にまとめてみます。

・日本からもはや「豊かな者ならではの余裕」は消え、過去の反省はまったく示さない。もう日本に残ったのはナショナリズムだけだ

・それでも協力できるポイントが無いわけではない。日本が安保面で焦っている理由は中国と北朝鮮だ。日本の立場では、中国の浮上によって韓国の戦略的な重要性が高まった。尖閣諸島の領土紛争が進むにつれて、日本は韓国を無視しては、中国と対等な関係を維持できなくなった

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・米国がアジアに復帰したことで、中国が大きくなればなるほど、日本にとっての韓国の戦略的な位置は、ますます重要になる。また、国際関係でも韓国の位相強化とともに、日本が韓国と協力してウィンーウィンできる部分も多くなった

・私たちの対日外交は「過去の問題で衝突する日本」と「戦略的な協力相手として日本」という二面性を適切に調和させながら「バランス外交」を作る必要があるのだ

・日韓基本条約は、韓国では不満が多い。こんなものを放っておいては新しい時代は無理だ。大統領(本文では「政府」)は新しい委員会を作って、両国が過去の問題をどう解決すればいいかを話し合おう

・大統領が東北アジアの平和を作れば、日本の右傾化は自然と収まる

http://v.media.daum.net/v/20130215035753599

 

ここでいう「大統領」は、朴槿恵氏のことです。これ、2013年の「安倍政権の登場と朴槿恵政府の対日政策方向」という本のまとめでもあります。

一応、日本「専門家」の意見でありますが・・・5年過ぎた今になって読んでみると、「うわ、ある意味では(極めて否定的な意味では)凄いな」と思いました。

さらに面白いのは、書いてあることが、「いま」の大統領が主張する対日政策(口で言うだけのものですが)ともほぼ同じに見える点です。

余談ですが、盧泰愚大統領とき(未来志向がどうとか~)からあまり変わっていません。

 

 

可愛い写真が撮れたので、週末にはレナスレでも書いてみます。

 

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