抑強扶弱

いろいろあって、えろえろ(女俳優とスキャンダル)あって、ついに共に民主党からも「あの、うちの政党から出てくれませんかね」と言われたイ・ゼミョン京畿道知事。

彼が「私が責められているのは、私が『抑強扶弱』をしてきたからだ」だと主張しました。

強者を抑え、弱者を助ける政策を続けてきたので、力持つ者たちから嫌われてしまった、というのです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<イ・ジェミョン道知事は「権力を持った、力の強い少数が規則に違反して恵沢を受け、処罰はされない異常な状況が日常になっている」、「社会のほとんどの人たちは、現状を変えるより、適応しようとする傾向がある。このような現実を思い切って清算したい」と述べた。イ知事が強調する「基本と原則が守られる京畿道の未来」はあまりにも当然のことが、現実には守られていないとの認識が反映されたものである。

イ知事は解決方法として「抑强扶弱」を提示した。強者の横暴を防ぎ、弱者を扶養して豊かにするのが政治の本質というものである。彼は「権力のある人がルールを守るようにして、守らなければ処罰を受けるようにする」と約束した。イ知事は「私の原則がこうだから、力のある強者たちから私は嫌われた」と・・>

https://news.v.daum.net/v/20180730040401393?rcmd=rn

 

<権力を持った、力の強い少数が規則に違反して恵沢を受け、処罰はされない異常な状況が日常になっている。社会がそれを変えるより適応する道を選んでしまった>は、韓国社会に対するちゃんとした認識ではないでしょうか。

異常だというのは、誰かが不正な恵沢(利益)を受けていて、誰かが相応の損をしているということでしょう。

でも、韓国社会が望むのは、それが「清算(異常を無くす)」されることではありません。「私が不正な恵沢を受ける方になりたい」です。

だから、根本的には解決しません。「上」と「下」、甲と乙が入れ替わるだけなのです。まだ判決は出ていませんが、私にはイジェミョン氏もその一人にしか見えません。

結局、誰が「上」になっても、「抑他扶自」にしかなりません。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

今回は2018年になってからの出来事、北朝鮮の非核化問題、南北首脳会談のこと、韓国社会の親北化、韓国社会にあふれている市民団体の政治権力化と直接民主主義への渇望、そして慰安婦合意不履行宣言のことなどを扱っております。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog