予言と迷言

いくつかのネタを提供し、本ブログでは思ったより早めにオワコンになったドリューキング氏。でも韓国では一時の話題性は無いものの、そこそこニュースになっています。

さて、彼が与党側の大物議員(今は慶尚南道の道知事です)にコメント操作の対価として「仲間を大阪総領事にしてくれ」と請託したことがこの件の核心でもありますが・・

その内容、いままでは「こんな話だそうだよ(ヒソヒソ)」とされていましたが、具体的な内容が明らかになりました。

ほぼ噂通りで、「日本は2018年沈没する。在日コリアンと日本の企業を北朝鮮の開城工業団地に移すため、仲間を大阪総領事にする」ということです。ソース記事にはありませんが、なにかの予言を解釈したものだ、とのことです

https://news.v.daum.net/v/20180811101333550?rcmd=rn

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

6月に本ブログで紹介した「罪深き日本、統一まで邪魔する気か~青春と克日民族主義~」という本にも、同じ趣旨が書いてあります。著者のホ・ムンド氏は長い間、朝鮮日報の日本特派員だった人で、国家機関の長官まで歴任した人ですが・・

「2010年に韓国が日本に勝つと、日本人が書いた本がある」「南朝鮮のおかげで世界が繁栄するという予言がある」と、その本には書いてあります。面白いのは、この本は2010年にホ氏が連載した内容を集めた本ですが、2014出版です。2014年の本に「2010年に~」と書いてあるわけです。

特にこの本は、統一関連の国家機関の長官だった人が「統一のためには民族主義が必要で、民族主義のためには反日が必要だ」とする主張を露骨に展開している本だけあって、9月2日発売予定の拙著「朝鮮半島統一後に日本に起こること」にもちょっとだけ紹介しています。

 

他にも、どうしてこう予言に頼る人たちが多いのでしょうか。

有名なものとしては、韓国のメシア伝説「鄭道令(チョン・ドリョン)」というのもあります。「ドリョン」は人の名前ではなく、若い男への呼び方です。

未婚の男を「チョンガック」と呼びますが、その尊敬語となります。最近はほとんど使いませんが。

言わば「若くて偉い人で、鄭氏」という意味ですが・・・・いつどこから出てきたかは分かりませんが、一般的には「韓国民族の指導者」だそうです。様々なパターンがありますが、「チョンドリョンの出現で、韓国民族が世界をリード出来るようになる」「韓国がついに日本に天罰を下す」などという共通点はあるようです。

一時は大統領候補に鄭氏がいて、「ついにおいでになった」と巫俗(民俗信仰)関連者たちが大騒ぎになったこともあります。結果はダメでしたけど。

 

普通、人が予言に頼るのは、「苦しめられている」時です。宗教的に言うと「迫害されている」ときですね。

でも、誰も韓国を迫害していません。

ひょっとすると、韓国人の反日思想は、自分で自分を迫害するものかもしれません。

 

🍎🍉🍅🍆🍊お盆休みが始まりました。皆様、よきお盆を過ごしてください。

シンシアリーは原稿の最終調整(もうすぐ完成です)もあるし これといっていくとこもないので 家で待機です。ただ、月曜日の夜には、いつもと違うレナスレでも書けたら・・と思います。いつもの姉と姪は、9月の秋夕(チュソク、旧暦8月15日)に遊びに来ることになりました。今年こそは無事来れるといいのですが。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

・新書「朝鮮半島統一後に日本に起こること 韓国人による朝鮮半島論」が9月2日発売予定です。韓国の民族主義、親北主義、民衆史観、そして反日思想の関係について考察し、「朝鮮半島統一前の北朝鮮が日本にミサイルを撃つ可能性より、統一後の南側(韓国)政府が日本にミサイルを撃つ可能性が高い」という、とても残酷な結論を書いた内容となります。

※全ての書籍リンクはAMAZONページとなります

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog