韓国紙「解雇は殺人だ」

前から本ブログでは「韓国の左派思想家たちは『雇用主は悪、被雇用者は善』という考えを持っている」と書いてきましたが、

左派新聞であるハンギョレが、この考え方を極端に表す見事なフレーズを作ってくれました。紹介します。

「解雇は殺人だ」、です。

<解雇は殺人だ。解雇は、労働者の生活をその根本から粉砕する。解雇者の家族も、彼と一緒に死んでいく。双竜自動車解雇労働者の配偶者の「1年以内に自殺を考えたことがある」の割合が、一般の女性の約9倍にのぼることが分かった・・>

https://news.v.daum.net/v/20180906130603994?d=y

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

解雇は不幸なことです。恐ろしいことです。でも、殺人ではありません。実は、左派思想家だけでなく、韓国社会はこの区別がちゃんと出来ていません。

これも極端な書き方ですが、セウォル号沈没は「殺人」だったのでしょうか?よく耳にします。国家による虐殺だとかなんとか。韓国社会ではそういうことになっています。

さらにもう一つ面白いのは、セウォル号を殺人だと何気なく話す人たちが、朴槿恵氏の現状を嘲笑っている点です。私としては、双竜自動車より、朴槿恵氏の現状が「殺人」に近い気がします。

 

こうしてみると、「雇用主は悪」という考え方も、とても簡単です。「私の敵対勢力は邪悪なものだ」、ただそれが言いたいだけです。有給手当をくれないのは殺人です。最低賃金を上げないのは殺人です。

 

人の命は大事です。それを利用し、自分に有利な主張を展開する根拠として「これは人の命にかかわる問題だ」「これは殺人だ」と話す人たちがいます。

しかし、なぜでしょう。そんな人たちに限って、反対意見を出す人たちに平気でこう言います。「全員し◯でしまえ」とか、「世の中は滅ぶべきだ」とか。

解雇は不幸なことです。恐ろしいことです。でも殺人ではありません。失敗は不幸なことですが、だからといって誰かに自分の権利を奪われたわけではないのです。韓国社会がこのことを理解できる日は、来るのでしょうか。

 

 

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