「ボツ」ネタ

「朝鮮半島統一後に日本に起こること」を購入してくださった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。

執筆の過程で集めた資料を整理しているところですが、ボツになったネタの中から、一つを紹介します。

歴史学者イ・ビョンド(李丙燾)教授が書いた「鍛冶場の金槌」という本から、韓国人が直すべき民族性についての部分です。

1972年が初版だと聞いていますが、自分で本を持っているわけではないし、ネットで手に入る引用部分があまりにも少ないので(前後の流れが読めない)、ボツにしました。

 

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量狹な性質・・「私たちが生きてきた半島の地理的環境は広い大地で育った民族に比べて氣宇(気構え)が狭く、愛憎が激しく、小さなことでも利害を問い詰め是非を問い、相互に排除し、妬むど狭い性質が、大きな団結を妨害する事例が多い

型式に置重する習性(※形、外面に拘ること)・・昔ながらの虚礼虚式飾(外面に気を使い過ぎで無駄に派手にやる礼式など)がこれだ。頻繁な記念式だの銅像建立だの、内容よりも見た目に重点を置く大学の建築物など、必要以上に豪華に飾る韓国料理の食事などは、外国人を驚かせる。

下品(淺薄)な現実主義・・遠大なる見通しや計画より、すぐ目の前にある現実だけにこだわり、その場しのぎで適当に封じていくことは、私たちの生活の中であまりにも多い。私たちから偉大な宗教が生まれず、迷信的な要素が今まで残存した理由もここにあると私は思う。

持続的な努力と勤勉の不足性・・材質においては近い中国人や日本人に比べて決して負けてないし、ある点では優れた素質を持っていながらも、継続的な努力と勤勉は、それらに追いつかないことが多い。私たちの公的・私的生活の中には「龍頭蛇尾」が多いのも、この理由に起因したこともあるだろう。地道な努力と忍耐の欠乏でもたらされるものなのだ。

 

私がいままで本ブログに書いてきたことと、大まかには一致しながらも、細かい点、見方や解釈は違います。例えば、「お互いの妬みで団結を邪魔する」という指摘は同じですが、私は「狭い半島で生まれ育った」のがその理由だとは思っていません。

「朝鮮半島統一後に日本に起こること」にも少しだけ書きましたが、韓国人は、「大陸は『優』、半島は『劣』」という考え方を持っています。多分、中華思想の影響であると言えましょう。

でも、この本の韓国での評価は一言で「植民史観にとらわれている」で終わり。一切、評価されないでいます。

 

「民族性」についていろいろ調べてみて、面白い(思わしくない意味で)資料もいろいろ見つかりました。

民族性というタイトルで、「朝鮮人は、中国人日本人より美男美女が多いと20世紀朝鮮を訪れた外国人たちが口を揃えた」とものすごく長く書きながらも、結局はそのソースを明記していない文もありました。しかも、そういうのがネットでは「資料」扱いを受けているようで・・・(笑

他にも、「民族」「民族性」「民族主義」そんなものをテーマとしている多くの資料(書籍、ネット、論文、大学や関連団体のレポートなど)に、いったい何の関係があるのか、どうしてこうも「日本は沈没する」という予言の話が多いのかも気になりました。もちろん、予言されていた日付は過ぎていました。ネット経由で有料で購入したレポートなのにその手の予言の話が書いてあって、なんだこれはー!とびっくりしたこともあります。

もちろん時間の無駄でしたが、そういうのを見て、「ひょっとすると、『こういうところ』が韓国の民族性なんじゃないかな」と思ったりもしました。

良い(良くない)思い出です。

 

 

 

 

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