専門家「雇用減少は、前の政権が雇用バブルを作ったせいだ」

韓国のツイッターで「雇用バブル」という言葉が目についたので、何だこれは?と思ってちょっと調べてみました。

今日、雇用統計が発表されました。今年になって、1ヶ月に「数万」ぐらい雇用が増えるようになりましたが、これでも少ないと言われていました。去年までは10万台には乗っていたとのことでして。それが、最近になって急減しています。前月は5000、今月は3000しか増えませんでした。特に40代は、マイナス15万8千でダメージが大きく、しかも34ヶ月連続の減少です。

これについて、聯合ニュースにいくつか専門家の分析が載っていますが、その中にこういうのがありました。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・チュ・ウォン現代経済研究院の経済研究室長は、「若年層と30〜40代の就業者数がすべて減少したということは、雇用市場が正常に機能していないという意味」とし「保健社会福祉サービス業の雇用が増えてなんとかマイナスを免れた」と話した。

チュ室長は「人口減少のせいで就業者が減少するということは間違い」とし「最低賃金(の引き上げによる影響)を超えて、李明博、朴槿恵政府の時の雇用バブルがあまりにひどかったのが影響を及ぼしているものとみられる」と述べた・・>

https://news.v.daum.net/v/20180912122626328

私の読み方が悪いのか、記事の書き方が悪いのか、それとも両方か。「前の政権が悪い」という話がしたいだけにも見えます。

そもそも、雇用バブルって何でしょうか?

 

共に民主党のユン・ホジュン事務総長が今日、このような話をしました。

<・・発表された雇用動向発表と関連して、「統計を綿密に見てみると、雇用の規模は増えていないが、雇用の質は好転していると見ることができる」と述べた。ユン事務総長は「雇用がある自営業者は増えたのに対し、雇用がない1人自営業者は減った」と述べた・・>

https://news.v.daum.net/v/20180912153305999

 

ひょっとして、チュ室長は、こういうのを「雇用バブル」と指摘したのでしょうか。前の政権のときに増えた「質の悪い雇用」が消えつつある、と。

大統領府も、「経済の体質が変わりながら現れる現象、いわば成長痛だ」と話しました。成長痛というのは、「仕方ないものだから我慢して」という意味でもあります。

https://news.v.daum.net/v/20180912171648753

 

雇用の質がよくなるものなら、それはそれでいいですけど・・でも、これって・・・単に格差が広がっているだけにも見えます。実際、雇用の質がよくなっているなら、支持率が下がる理由もないでしょうに。

 

 

 

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