テ・ヨンホ氏「すでに国際連合軍司令部の解体が始まっています」

国際連合軍司令部。韓国では「UN司(ユエンサ)」と言います。朝鮮戦争が起きた直後、国連安全保障理事会の「対・北朝鮮への軍事制裁と統合司令部設置」決議に基づいて作られた軍事機構のことです。司令官は駐韓米軍司令官が兼職します。

すでにそのUN司令部の解体が始まっている、との主張がありました。元イギリス駐在北朝鮮公使、テ・ヨンホ氏です。「3階書記室の暗号」など北朝鮮体制を批判する本を出し、北朝鮮から集中的に非難されたことが記憶に新しいですね。

文化日報の記事から引用してみます。

 

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<テ・ヨンホ、元英国駐在北朝鮮公使は14日、南北の軍縮と終戦宣言の推進について、「7月31日の南北長官級会談の後、国連軍司令部の解体過程がすでに始まっている」と憂慮した。テヨンホ元公使は「国連司令部の存続問題と朝鮮半島の非核化の概念を曖昧に残したまま終戦宣言を採択した後、国連がそのまま存在する場合、北朝鮮は、米国と韓国が終戦宣言を履行していないと圧迫するだろう」、「それは新しい対決と不和の種になるだろう」と警告した。

テヨンホ元公使はこの日、文化日報との電話通話(※ソース記事が文化日報です)で「南北平和体制構築の過程で終戦宣言採択後の国連解体は必ず通過しなければならない関門」とし、「時点と条件が問題だが、大多数の国民は、韓国と北朝鮮当局が国連解体過程をすでに開始し、米国も黙認している事実をよく知らないでいる」と話した。

テ元公使は「このような事実と政府の意図を事前に国民に教え、国民が国連の『多国籍防御機能』がこれからは無くなるので、私たちが自らを守る安保構造を用意しなければならないことを知ることができるよう、公論化の過程を経なければならない」、「ある日突然国連解体の決定を発表すると、かなりの混乱が生じるだろう」と述べた・・>

https://news.v.daum.net/v/20180914120033322?d=y

 

「非核化を曖昧にしたまま、邪魔になる要素を一つ一つ潰しておく」という見方には同意します。しかし、この件が口論されたとして、韓国民が真剣に受け止めるのでしょうか。大して賛成も反対もせず、「それがどうした。早く景気をよくしろ」ぐらいの反応しか見せないのでは?な気がします。

 

 

 

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