大きな流れ

1993年10月12日東亜日報には、当時の東亜日報の東京特派員が書いた記事が載っています。

「日本人にとってのお金とは何なのか」な内容ですが・・

・日本人は、お金の話をする人は「浅薄な人」とする。高そうな着物を着ている貴婦人に「高そうですね」「いくらですか」そんな話をする人はそういない

・日本人は貧しさを恥とする。侍時代から続くプライドの問題もあるが、ちゃんと働かなかったという意味にもなるからだ

・お金そのものは大事にしつつも、節約を美徳とする

・日本人の家は貧しい。木造住宅3つのうちの1つは雨が漏れるという

・大金持ちの息子から宝石をもらって、それを質屋で売る女の子が多かった。女の子にプレゼントするために質屋から宝石を安く買う男も多かった。でも最近は大変化が起きて、そんな女の子たちもフランス料理のかわりにモツ鍋しか食えない

 

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最初は、「お金を大事にはするけど、お金の話をするのを好まない」の部分に説得力があると思って読んでみましたが、結局は「日本人は貧しくなった」という結論しか書いてない、あまり役に立たない記事でした。

 

この記事を書いた記者は、他にも日本人は「世界一を誇っていたのに大恥をかいてしまった」な趣旨の記事と、「日本が軍事大国を目指している」という記事を多く書いた人です。侍の話まで持ち出して、「貧しい」と「恥ずかしい」をつなげようとしたのでしょうか。

この記事を書いた人、イ・ナクヨン記者は、後に「知日派」の代表格の一人になり、いまは韓国の国務総理になっています(イラスト描いたのは別の人です)。

今日、彼は『経済指標の1つ1つに一喜一憂しない。大きな流れを見ていく』としながら、韓国経済は問題ないという認識を示しました。しかし、どうでしょう。彼が書いた記事をいくつか読み返してみると、「大きな流れ」を見ているものだとは、とても思えません。

https://news.v.daum.net/v/20181008090137919

 

 

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