利死情烹(利が無くなると情を煎て食べてしまう)

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ドリューキングという名前、覚えておられますか。

韓国社会では国民的なトップニュースだった、「コメント部隊」、ネット世論操作のための組織。李明博政権のときに話題になったものですが、実は同じものが文在寅政権でも活躍していて、共に民主党の中でも大物とされるキム・ギョンス議員を支えていた・・という、涙なしには見られない実話大作です。

キム・ギョンス氏は、いまじゃ慶尚南道の道知事です。日本で言えば県知事みたいなものです。

そんな中、ドリューキングたちがやり取りしたメッセージなどが確認されましたが、その中に「兎死狗烹」と書いてありました・・・・って、ちょっとおかしくないかな、な気がしてエントリーしました。

 

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<・・金知事は、ドリューキング側に、6・13地方選挙までコメント操作を続けるなら、ド氏(※ドリューキングの仲間の一人)を日本仙台総領事にしてやると提案した疑いも受けている。

特別検事チームによると、ドリューキングは、大統領選挙直後の昨年6月、「ド氏を日本大使に任命してほしい」と金知事側に要求したが、断られた。するとドリューキングはド氏に送信したテレグラムメッセージで「前回、大統領府秘書官に『調べさせるみる』と話したのは何だったのかとキム・ギョンスに言ったら、キム・ギョンスはすごく動揺していた。キム・ギョンスとの関係が破綻になったわけではないが、日本大使推薦がうまくいかなくなったのも事実だ。最後のカードを使うべきかもしれない」とした。

この返事でド氏は「キム・ギョンスが提示した諮問委員は意味がない。それは私達の功績を全く認めない、私達をもはや邪魔だと思っていることに過ぎない」とし「(金知事から)兔死狗烹されたのだ」と答えた・・>

https://news.v.daum.net/v/20181024030739877?d=y

 

兎死狗烹は、「うさぎがなくなり、猟犬も要らなくなって、食べた」(太平の時代には武将はオワコンになる、など)という意味です。

また、『最後のカード』とは、「良心宣言(コメント操作していたとバラす)」ことだそうです。

ドリューキングたちは、日本が2018年に沈没するという予言を信じ、日本の韓国人・朝鮮人たちを朝鮮半島に避難させるために、自分たちの仲間を日本大使にしようとしていた、とのことです

他にも彼らはメッセージで「犬馬の労を果たしてきたのに」などとしていますが・・

 

これ、兎死狗烹が成立するのでしょうか。

別にキム・ギョンス氏をかばうつもりは蚊の後ろ足ほども(少しも)ありませんが・・・キム氏は彼らに、顧問役など、相応の代価を用意していたようですが。

猟犬が主人に「なんだこれもっとよこせ」と騒いで、思いのままにいかないと「バラすぞ」とするなら、兎死狗烹とは違う気もします。

 

韓国人の「情」は、お互いの弱点を知ることで、裏切ることができないようになっている、と書いたことがあります。韓国人にとって、「ウリ」を構成するキーポイントである「情(ジョン)」。しかし、その実態は、「情は法の反対概念である」のです。

 

韓国の・・諺というほどではないけど、慣用表現みたいなものに、「ハンスッカルだけじゃ情が無くなる」というのがあります。

ハンスッカルとは、スプーン一回分のことで、ここでは「ご飯や料理を取るとき、一回分」という意味です。例えば、給食などで、料理を大勢の人たちに少しずつ配るとします。その時、1回分だけ取ってやると、その人とは情が無くなるというのです。

もっと簡単に書けば、「相応の分より多くを与えないと、情が切れてしまう」という意味なのです。この前書いた、「ドム」や「エヌリ」とも合い通じる内容となります。

兎死狗烹でも犬馬の労でもなく、ドリューキングやキム知事には、それらよりずっと後になって作られた『駄目だこいつ(こいつら)。早くなんとかしないと』というセリフが当てはまるのでは・・な気もします。元はデスノートのセリフでしたっけ。

 

 

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