ウリとは、「自」中華思想

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創造経済のように現れて包容国家のように消える(急に現れていつの間にか終わっている)、シンシアリーのブログ雑記エントリーです。

韓国社会のウリは、ある意味では、自分を中心にしての中華です。急に造語を用いると、「自中華思想」です。ウリは中華で、ナムはオランケ(野蛮人)です。そして、そのウリという名の中華の中心には、自分がいます。だから自中華思想です。

日本で言う「和」は、円です。でも、中華は波紋です。湖に一滴の雫が落ちると、波紋が発生します。でも、雫が落ちたところが一番強く、その点から遠くなるにつれ、波紋は弱くなります。上から見下ろすと円も波紋も似たような形に見えるかもしれませんが、全然違います。

 

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円は、その円の中にいる人たちが、お互いにとりあえず「私たちは同じ円の中にいる」という感覚を持っています。物理的な意味での円ではありません。その輪郭は目には見えません。その輪郭は、円の外側の人間にとっては敷居が高いと思われるのは事実ですが、その内側に入ることも十分できます。

私は日本という国を論ずるとき、よく「普通」という言葉を使います。ブログでも結構使ったので、読者の方々は(多分)覚えておられましょう。その普通が、見えない線、ある意味、和の境界線みたいなものだと私は思っています。

 

外国人たちが、そして日本内で「知識人」を自称する一部の人たちが、よくこう言います。「日本社会は同調圧力が激しい」、「日本社会は個人の多様性を認めない」、「欧米と異なるから日本は間違っている」。でも、違います。日本が要求するのは、あくまで「日本で暮らす気があるなら、日本の普通になれ」です。私がまだ日本に住む「外国人」の一人であるうちに、これだけはハッキリ、何度も、記しておきたいものです。それに、日本は、普通になれた人たちにとっては、住みやすい国です。普通からの「先」は、人それぞれが決めていい、そんな考え方があるからです。

 

波紋は違います。波紋がどこで終わるのか、どこからどこまでが波紋なのか、それすら不確かです。韓国社会こそが、波紋です。

波紋の中心の近くにいる人たちはともかく、波紋の中にいるのかどうか不確かな、中心から離れたところにいる人は、自分よりさらに波紋の外側にいる人に対し、こう言います。「あいつは波紋の中に入っていない!」。なぜなら、そうすることで、自分が波紋の中にいることを証明できると思っているからです。言い換えれば、韓国には普通という概念がありません。普通など、上下の「下」と変わりません。だから、韓国には、社会の様々な分野、例えば政治、経済などの考え方でも、中道と呼べるものが存在しません。ずっと上(中心)に向かわなければなりません。キリがありません。だから韓国人の恨みである「恨(ハン)」には、終わりが無いのです。

 

ウリもまた同じで、「自分」という中心で始まる波紋の、『中心(自分)の近くにいる人たち』が、ウリです。しかし、そのウリの間にも波紋の強さは違います。結局、ウリにも強弱(上下)があり、全ては利己(自己中心)に従います。そうやって、韓国社会は自分以外の中心、波紋の範囲などを見失ってしまいました。最初から無かったかもしれません。

ただ、他人を貶めることで自分がその人よりは上であるとする、極めて相対的な概念だけが残っています。またもや極めて個人的な分析ではありますが、これが、韓国社会の「嫌悪(ヒョモ)」の正体です。

 

 

 

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