現職の最高裁判所長、倫理勧告を思いっきり無視

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前の最高裁判所長が逮捕されてから間もないのに、現職最高裁判所長のことでまたうるさくなりました。最高裁判所の「公職者倫理勧告」を勝手にやぶったというのです。

しかし、大きな話題にはならないし、結果に問題を提起することもできません。なぜなら、その裁判が、例の「強制徴用賠償判決」だったからです。

 

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現最高裁判所長がやぶった勧告とは、「特定の法律事務所に直系家族(韓国で言う2寸)以内の親族が勤務している最高裁判所の裁判官は、その法律事務所がかかわった裁判にはかかわらない」としたものです。

現キム・ミョンス最高最高裁判所長は、10月30日の「いわゆる強制徴用裁判」のとき、裁判官の二人が、例の勧告事項にあたいする(相手側の法律事務所に家族が勤務している)と事前に知っていたにもかかわらず、二人に裁判に参加させました。

事前に最高裁判所長は倫理委に「規定を緩和するように」と要求しましたが、倫理委員会が判断を出す前に、その裁判官を裁判に参席させたのです。

 

韓国内では、事案が事案だった(裁判に文句を言うと日本に有利な形になる)ので、「例の裁判官は、法律事務所に反する判断をした(賠償を認めた)ので、趣旨的には問題ないじゃないか」ということで有耶無耶になりつつあります。

しかし、いくら勧告事項とはいえ、倫理委員会と適切なプロセスも経ずに最高裁判官が勝手に倫理勧告をやぶった事に対し、一部では「これはいけないだろう」と問題を提起しています。皮肉なことに、極左政党の「正義党」が熱心に「いけないだろうが!」と騒いでいます。

 

京郷新聞はこの件を、こう報道しています。

<・・最高裁はその頃(去年10月頃)、強制徴用被害者の件の全員合議体判決宣告を急ぐようにと、圧力を受けていた。

その件では、(※例の勧告事項に)二人の最高裁判事がひっかかっていた。しかし、公職者倫理委が修正に難色を示し、金最高裁判所長は二人の最高裁判事を除いせず、そのまま判決を宣告した。

勧告意見8号を崩したのだが、それについて何の説明はなかった。二人の判事が日本企業側の法律事務所に不利な判断をしたから大丈夫だという話だけが、流れた・・

・・(法曹界の関係者たちは)「キム最高裁判所長が、国民的感情が熱い事件を利用して、問題を公論化せず適当に通り過ぎてしまったようだ」と指摘した・・>

https://news.v.daum.net/v/20190208060039403

 

 

 

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