韓国の空気汚染、深刻・・対策は「中国のせいだ」をできる限り叫ぶだけ?

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日韓比較論にも書いたことがありますし、ブログにも数年前から書いたことがありますが・・今日は、韓国の空気汚染に関する内容です。

本題に入る前に書いておきますが、ああ、雨の日の夜にコンビニに行っても、空気から嫌な臭いがしない、この日本の街・・これは本当に素晴らしいことです。体重は増えるけど。

 

数年前にブログでこの問題を書いたときには、まだ韓国内でここまで空気汚染が問題視されていませんでしたが、最近は韓国、特にソウルの空気が、「災難」と騒がれています。

韓国ではPMの10を微細粉塵(미세먼지)、PM2.5を超微細粉塵とも言いますが、最近は言葉の意味が広くなり、微細粉塵と書くと、細かく区分せず空気汚染または粒子状物質全般を指します。その微細粉塵がひどくなりすぎで、5日連続で非常低減措置(公共部門の車の利用制限など)、学校は室外授業を中止するなどの騒ぎが起きています。

兵役経験のある市民たちは「毎日が化生放訓練(兵役で行う、ガスマスク着用などの訓練)のようだ」と話しています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

https://news.v.daum.net/v/20190304204817278

 

https://news.v.daum.net/v/20190304184503330

 

韓国、特にソウルの空気汚染が、(一時は空気汚染の代表格のような扱いだった)中国の北京よりもひどくなっているのは、もはや目新しい情報でもありません。

もちろん「中国から流れてきた」が汚染の理由の一つで、特に季節によっては大きな要因であることは事実です。

しかし、問題は、その「中国のせいだ」に酔いしれ、「それ以外(国内の原因)」から目をそらしていることです。大統領府の請願掲示板に「『中国発の』微細粉塵をなんとかして」という請願がいくつも上がってくるなど、韓国では「空気汚染は中国のせいだ」という主張に反論するのは、容易ではありません。

 

そんな中、1月、中国政府が公式に「ソウルの空気汚染はソウル(韓国内)によるもの」と話して、韓国で大きな話題になりました。ソウルのパク・ウォンスン市長が「微細粉塵の50~60%は中国の影響だ」と反論したりしました。

しかし、当時問題になった微細粉塵騒ぎ(去年10月~11月あたり)について、オーマイニュースはこう書いています。

<・・国立環境科学院がこれらの手法(※公式の空気汚染測定方式)を利用して11月初めの4日間、超微細粉塵の国内外の影響を分析した結果、国内の影響は約55〜82%、国外の影響は18〜45%となった。2つの方法をまとめてみても、国外要因が50%を上回った日はなかった。ヨーロッパ環境衛生の観測結果も同じだった・・

・・国立環境科学院は(※2018年)11月7日、このような根拠を総合して「緊急低減措置の発令などによる国内低減措置が必要な事例」と結論した。

ソウル市傘下機関も国立環境科学院の発表をそのまま受け入れた。チョン・クォンソウル市保健環境研究院長は11月8日市役所のブリーフィングで、「最近、環境部が超微細粉塵の国内寄与度(※国内に原因がある)を55〜82%と発表したが、ソウル地域もその範囲内ではないかと見ている。北風が吹かなかったら、国内で発生する大気汚染率がより高くなっただろう」と述べた。結論としては、「ソウル大気汚染の主な原因は、ソウルによるもの」という中国政府の論拠を提供したのは、韓国の環境部とソウル市であるわけだ・・>

https://news.v.daum.net/v/20190107164800884

 

韓国側は、あまりにも「中国のせいだ」という意見ばかりで、国内ではこれといった対策をしていません。火力発電を増やすとか言っているし、民間の車両運行制限もしていません。

それに、朝鮮日報の記事によると、韓国内の微細粉塵発生原因などを調べたデータは、なぜか2014年以降は存在しない、とのことでして。

https://news.v.daum.net/v/20190305031111133

 

ひょっとすると、韓国政府は、「中国のせいだ」という民の不満に隠れて、自分たちのやるべきことから逃げているのではないでしょうか。

「日本のせいだ」「安倍のせいだ」に隠れて、国家として普通にやるべきことから逃げている韓国の現状と、同じにも見えます。

 

 

 

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