マツリになれなかったチュクチェ

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旧ブログでも書いたことがありますが、韓国のチュクチェ(祝祭)、日本でいう「お祭り」関連エントリーです。

韓国では、1995年から各地方自治体で祝祭が急に増えました。これは、韓国で地方自治制度が始まった時期と概ね一致します。

1995年までは祝祭といえるものがほとんど無かった韓国なのに、2008年には、そこそこ規模が大きなものだけでも928の祝祭が開かれるようになりました。ソウル新聞はこれを「祝祭の洪水だ」としています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

政治活動としての側面を見ると、自治体の団体長が自分の顔を「売る」には、祝祭はもってこいの手段です。また、市民団体との癒着も問題になっています。

市民団体が「祝祭を開いて現自治体の長の政治宣伝していやるからお金を支援してね。断ったら次の選挙は覚悟してね」と圧力をかけるわけです。

2008年には、政府が強制的に全国の祝祭を強制に統廃合、全国の祝祭の170個近くが消えました。増やす方も増やす方ですが、強制に無くす方もまたどうかと・・・

http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20121020001007

 

こんなものばかりだから、内容がまともなはずもありません。韓国の「~祝祭」というイベントをご覧になった方はもうご存知でしょうけど、ほとんどが物売りイベントで、どこも似たり寄ったりです。芸能人が歌うのが最大の関心事だったりします。それもそのはず、古くからの祭りがあったわけでもなく、急造したものだからです。

 

経済的に得なのか?というそうでもありません。今日、ニューシースに、韓国の地方自治体の祝祭(有名なもの)472件のうち、「黒字が出せたのは4件だけだった」というニュースがありました。

https://news.v.daum.net/v/20190331073007134

韓国で祝祭が急に増えた理由は、確かに「お金稼ぎのためのイベント作り」でもあるし、「市民団体と政治家の関係」によるところもあります。赤字になっても、どこかで誰かが(誰でしょう)得をしているわけです。

しかし、私は、韓国で祝祭が増えた理由は、「日本のようになりたかった」のも大きな理由ではないだろうか、と見ています。韓国という国そのものがいつもそうですが・・

 

 

 

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