パッシング、バッシング、ナッシング

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実は、最初は「バッシング(批判)」と「パッシング(蚊帳の外)」の区別もできなかったシンシアリーですが・・なんたらバッシングとかかんたらパッシングとか、そんな表現をよく見かけます。

傑作だったのは、韓国と、そして一部の日本のマスコミが、日本を「パッシングされている」と熱を上げていた頃です。南北首脳会談(板門店会談)を前後してのことだったと記憶しています。

拙著にも書きましたが、あれは表面的には「朝鮮半島の平和ムードに同調せよ」というものでしたが、実は「日本よ、北朝鮮への制裁を緩和したいと米国に言え」という要求だったわけでして。

 

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それから、実はパッシングされていたのが日本ではなく韓国、ムン1号(文在寅氏)だということが明らかになるにつれ、日本パッシングという表現はあまり見かけなくなりました。

しかし、それからも「実は韓国がパッシングされている」とはなかなか言わない韓国のマスコミであります。朝鮮日報など一部の保守派新聞がそう書いてはいますが、それも現状をちゃんと把握してのものか、それともただ現政府を「『バ』ッシング」したいだけなのか・・

そんな中、ご存知、ロ朝首脳会談がありました。私はこの件、会談の内容についてはまだなんとも言えませんが、金正恩氏がロシアと首脳会談をやったことそれ自体だけでも、北朝鮮の外交としては意味があることだと評価しています。

しかし、それは北朝鮮にとってのこと。「韓国としては喜ぶことではないのに、あまりにも好意的に捉えた記事が多い」とも思っています。

 

韓国側の基本的な論調は、今回の首脳会談は、「ロシアがパッシングされていたから」行われていたものだとしています。そこから「ロシアも朝鮮半島の平和ムードに入ってきた!」とでも決めつけているのでしょうか。

言い換えれば、文在寅大統領という運転手がいて、その車にロシアも乗ってくれた、乗客が増えた、そういう認識のようです。

しかし、果たしてそうでしょうか。ロシアの動きそのものを「コリアパッシング」だと見ることもできるはずですが。

 

数は少ないほうですが(無くはありません)そういう論調の記事もあります。16日のものですが、ファイナンシャルニュースの記事を1つ紹介します。

<・・最近、金委員長が友好国である中国・ロシアと緊密に連携することも、私たちの政府としては好材料ではない。対北朝鮮制裁で経済難が極に達した北朝鮮が中・ロと協力すればするほど「南・北・米という枠組み」が揺れる可能性が高くなり、最終的には「コリアパッシング」、米朝が直接コミュニケーションする可能性もある。

金委員長は、米国と貿易紛争を繰り広げている中国ではなく、ロシアに集中すると思われる。金委員長の「ロシア訪問説」が出てきているのも、同じ脈絡だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20190416165448075

こういう論調がもっと増えるべきだと思いますけどねぇ。そうありませんねぇ。大統領の支持率が下がっても上がっても、北朝鮮に対する外交路線だけは高い評価が多いですし。

サウスコリアは、パッシングやバッシングを超え、「ナッシング(NOTHING)」に向かおうとするのでしょうか。スーパーイマサラキックですが。

 

 

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・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

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