「日本風」にお金を使うのは非道徳的なこと?

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

 

前にも書いた記憶がありますが、「韓国人が『韓国は~だから凄い』と思っていることは、現実では、韓国には無く、日本にある」こと。

韓国には、近代・現代のほぼすべての文明が日本から入ってきました。例えば戦後にも教育だろうが何だろうが日本をコピーして始まりました。教育内容そのものは日本と韓国とで大して差がなかったわけです。

でも、その教育の中で「~~は良いものだ」「~であるべきだ」と教えられた様々なことを、韓国は社会で実現できませんでした。日本では、それらが社会の中に生きています。韓国人が「良いもの」「~であるべき」なものは、韓国にはなく、日本にはあります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

この現実とまったく反対側に存在するものが、韓国の「道徳」です。韓国社会の道徳は、上下関係あってこそのものです。「自他から異論が出ない上下関係」がもっとも究極に近い道徳となります。

韓国人は日本と比べるとき、すべてを善悪論で決めます。韓国は善だから日本より上だ。これこそが道徳的だ(=『正しい』)というのです。韓国の道徳の中では、いつも韓国が日本より上にあります。

韓国人にとって、現実の「良いもの」が日本にあるなら、道徳の「良いもの」は韓国にあります。

 

マネートゥデーに、「日本よりイルパが嫌いだ」という記事がありました。イルパは、日本好き、日本マニアたちのことです。

日本旅行で「良いもの」を見てきた人たちを狙い、韓国内でも「日本風」のものが着々と増えつつあります。特に「食べ物」関連(食堂など)の勢いが凄いと言われています。個人的に、そういう「適当日本式」店に入って美味しいと思ったことなど一度も無いのであまりオススメはしませんが(笑

そういう風潮を嫌う人たちもまた多く、青年層を中心に「日本関連の消費を減らすべきだ」とする動きもまたある、という内容の記事です。

 

その記事の中で、本ブログで引用したい部分は、ここです。

<日本風が激しい。クローゼットの中から食卓の上まで、日本文化が韓国人の日常に入り込んでいる。日本文化の人気が高まり、国内消費者の間では「消費の自由」と「道徳性」を置いて、論争になっている。20~30代消費者の間では、歴史的な痛みがあるだけ、日本風の消費を控えるべきだとする自省の声が大きくなる状況だ・・>

https://news.v.daum.net/v/20190505060504485

 

素直に書いた文章だな・・と思いました。なぜなら、「消費の自由(日本風のものに金を使う)」の反対概念となる単語として、「道徳性」をチョイスしたからです。

そう、反日は「道徳」。それは、自他から異論の出ない上下を目指す歪み。恥韓論の頃からずっと書いてきた、本ブログの持論でもあります。

 

ただ、最後に2つだけ・・イルパたちが、韓国で言う「親日」だとは私は思っていません。ただ「楽しみたい」だけではないでしょうか。彼らに道徳(反日)たる、「親日やめろ」のようなニュアンスのものを適用するのはさすがにちょっとかわいそうな気もします。

もう1つ、日本風のものが急に増えた・・というのもありますが、「前から韓国にあったものが(日本旅行などをきっかけに)『実は日本風だ』と思うようになった人たちも多い」という側面もあります。数十年前からそうでした。朴正煕氏が日本風の料亭大好きだったというのは有名な話ですし、韓国の街でうどん屋や刺し身店が焼肉屋を圧倒する数まで増えたのは、もう20年以上前からのことですから。どこもそういうのを「日流!」と報道しなかっただけです。20年前からそうであったものの、その日本風の流れで韓国の反日に何かの変化があったことは(社会が親日傾向になるなど)、一度もありません。これからも無いでしょう。食堂が道徳に勝てますか。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2月10日に発売です!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。

・新刊「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が3月2日に発売です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。

・新刊<「徴用工」の悪心>が、発売中です。韓国で言う「強制徴用問題」は、歴史問題ではなく戦後国際秩序の問題であり、善悪論ではなく国際法の合法・違法で語るべき問題であります。韓国のいう良心とは、日本への悪心(害を及ぼす悪しき心)です。ぜひご一読を!

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog