「ウリ」優先

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建設関連では無知なシンシアリーですが、記事によると、韓国では建設会社が労働組合から直接労働者を雇用しているそうです。

<・・2007年の関連法改正で、建設会社は建設労働者を直接雇用しなければならない。下請けは不可能である。二大労総(※民主労総と韓国労総)はこれを根拠に建設協会、所属建設会社と、労組所属の組合員を雇用する趣旨の団体協約を結んだ・・>、と。

2007年に法が改正されたということは、その数年前から動きがあったでしょう。前の左派政権のときですから、市民団体が権力を握る形だったろうと、容易に想像できます。韓国で市民団体や労働組合が政治勢力となるきっかけは、彼らの支持を得ていた金大中氏が大統領になってからです。その後の盧武鉉氏の頃に確実に政治勢力となり、李明博~朴槿恵大統領の頃には政府に対する「闘争」をリードしました。後の「ろうそく改革(笑)」勢力であります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・・・ではありますが、建設景気が悪くなって、その労総(民主労総と韓国労総)同士で争いが起きた、とのことです。首都圏を掌握していた民主労総に対し、韓国労総が「縄張り争い」を起こしている、と。

<・・民主労総と韓国労総が首都圏の大規模建設現場のあちこちで衝突している。不動産景気低迷で建設雇用が減り、仕事を獲得するための二大労総の葛藤が深刻になってきた。二大労総が、規模の大きさに物を言わせる勢力争いに没頭しながら、建設現場近くの住民の苦情も加重されている。しかし、政府や当事者である建設会社も調整に乗り出さないでいて、労総の対立は長期化する兆しを見せている。

5日、警察によると、二大労総は面牧洞(ミョンモットン)6区・・(以下地名省略)・・などソウル8ヶ所の建設現場で「うちの組合員を優先雇用せよ」と叫びながら力比べをしている。去る9日、京畿道(キョンギド)のあうマンション団地工事現場では、韓国労総の組合員が施工会社に「うちの組合所属の組合員をより多く採用しろ」と要求しながら大規模なデモを行い、一帯が修羅場に変わった・・>

https://news.v.daum.net/v/20190506044348812?d=y

 

相手側の「違法」を見つけるためにドローンを飛ばしまくったり、夜明けから拡声器で大声を吐き出すなどで、住民たちが「いいかげんにしろ」とまたデモを開いたりする有様、だそうです。

彼らが興味をもっているのは、「自分に有利」という名の「公正さ」です。これもまた、韓国社会の壊れた零点の1つと言えるでしょう。

 

でも、これはまだかわいい方です。

特に文在寅氏が大統領になった頃から、本ブログは、「市民団体の政治勢力化」を論じてきました。もう彼らは政治勢力を乗り越え、もう「立法」「行政」「司法」への影響力をより強大にするためのプロセスに入ったと見ていいでしょう。一例として、もうすぐ「警察」も市民団体の影響力下に置かれることになるでしょう。警察を検察から切り離し、権限を無差別に拡大させ、その人事決定に市民団体を参加させれば、結果的にはそうなります。韓国ですから。

数年後に韓国は「市民団国」になっているかもしれません。もちろん、悪い意味で。

 

 

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・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

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