「4年前、日本が強制労働を認めた」という嘘

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相も変わらず、韓国が「4年前、日本政府は強制労働を認めた」という主張を展開しています。

まず、記事本文には書いてませんが、日本の「国際歴史戦研究所」という市民団体が、国連で「軍艦島に強制労働などなかった」というシンポジウムを開くことにしました。

HPはこことなります。 https://i-rich.org/

このことで韓国側は、「4年前、日本政府は強制労働を認めた!」と反発しています。当時の日本側の発言にも明らかにミスはありましたが、韓国側のこの主張は、デタラメです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・「軍艦島」が2015年に世界遺産に指定されたとき、日本政府は、国連で強制労働と徴用を公式に認めました。日本の民間団体がそのようなことなかったと国連に行ってシンポジウムを開くと言っています。日本政府は、言及を避けています。

日本植民地時代の朝鮮人強制労働の現場である軍艦島。2015年7月、世界遺産に指定されたとき、日本政府は、強制労働や徴用が、ここで起こったという事実を、国連で認めました。

【サトウクニ・当時ユネスコの日本特別大使:1940年代にいくつかの施設で多くの韓国人と他の国民が、本人の意思に反して動員され、過酷な条件の下で強制労役し、第二次世界大戦当時、日本政府も徴用政策を実施しました]

当時、日本政府はまた、このような内容を知らせる設備を設置するという約束までしました。

ところが、日本の民間研究所がこれ正面から否定し、国連で関連内容を知らせると明らかにしました。ホームページには、次の月2日、ジュネーブの国連本部内の会議室で「軍艦島の真実」というシンポジウムを開くとお知らせしました。来る24日から来月12日までの国連人権理事会の期間に合わせたものです。

シンポジウムには、過去軍艦島に住んでいた日本の住民たちが参加し、当時の朝鮮人と日本人が同等の位置で仲良く過ごしたという主張を広げる予定です。

このような動きに対して、日本政府は、民間で行うこととし、直接言及を避けながらも、当時特別な問題はなかったと強調します・・>

https://news.v.daum.net/v/20190606224910099

 

2015年、軍艦島を含めた明治産業遺産が世界遺産に登載されたとき、日本側から大きな失言がありました。

「自分の意思に反して働かされた人たちがいた」という趣旨で、forced to workと話してしまったわけです。でも、これは、確かにミス(言うべきではなかった)ではあったものの、強制労働を認めたわけではありません。

上のソース記事は、これを「強制労働だ」としながらも、「強制労役」と訳しています。本当はソース記事も、これが強制労働を意味するものではないとわかっているのではないでしょうか。

 

当時韓国は、「日本がついに強制労働を認めた!」と大騒ぎでした。言うまでもなく、後に日本政府は「それは『働きたくないでござる』としながら働かされた人たちもいたという意味で、強制労働を認めたわけではない」としました。

本ブログではもう何度も取り上げた内容ですが、韓国が主張するのは、ILO の 「Forced Labour Convention (強制労働に関する条約)」でいう「強制労働(forcedまたはenforced labor)」のことです。簡単に言うと、奴隷労働みたいなものを意味します。例の条約ができたのは1930年で、日本が批准したのは1932年。韓国が問題視しているのは1940年を前後してのことです。ずばり、もし日本が「Forced Labor」をやったなら、国際法違反です。

韓国は、そもそも「併合は違法だった」という歴史の上でした存在できない国。韓国は併合時代の違法統治を強調する意味でも、「日本が国際条約を破って韓国人に強制労働をさせた。日本の国際犯罪で韓国人が被害者になった」と演出したかったわけです。

 

しかし、日本が主張しているのは、「自分の意志に反する労役」(forced to work)をした人たちの存在を認めたもので、強制労働とは違います。ちなみに、兵役、裁判結果による労務、戦時または災害時の場合は、forced labor(強制労働)の範囲に含まれていません。ちゃんと代価を支払っての「雇用」は、いうまでもなく、強制労働には入りません。

 

今でも、韓国はこう主張しています。「forced to workと言ったではないか、それは forced laborと同じだ(日本が国際法違反したと認めた)」。日本政府はこう主張しています。「自分の意志に反してforced to workされた人たちはいたけど、 forced laborじゃない(国際法違反ではない)」。

 

韓国側がこの件に食らいつくだろうとは、2015年にこの内容を書いたときからずっと心配でしたが・・やはり韓国では「日本政府が強制労働を認めた!」ということになっているようです。詳しくは、「いいチャンスだから、そういうことにしよう」としているのでしょう。

 

最後に、YTN(ソース記事)は最初に「日本が強制労働と徴用を認めた」としていますが、これもまた韓国からすると大きな失言です。なぜなら、「徴用」というのは、合法的に行われるものだからです。当時の日本による統治が合法だったという意味になります。だから韓国は「強制徴用」という、いい加減な表現を使っているわけです。ややこしいですね。

 

 

 

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61 Replies to “「4年前、日本が強制労働を認めた」という嘘”

  1. 対外交渉慣れしていない文科省の穴を突いたいかにもな出来事でしたね。世界遺産への登録を焦るあまり、韓国側の話を聞いたのが余計だったと思います。担当者はいわゆる官僚作文で逃げたのかもしれませんが、韓国側に好き勝手に解釈させる下地を与えてしまいました。
    なぜ登録延期する判断ができなかったのかと思います。

  2. そもそも日本の外務官僚には
    「後々の付き合いのためにも総取りはいけない、どこかで負けて相手を立てるのが交渉」という教科書的な考えがこびり付いている。

    本来なら相手のことを知悉し、それに合わせて付き合い方を変えるのが交渉であり外交でしょう。後々の付き合い方を考えれば、韓国に対して一切譲歩なとするべきでは無い。

  3. そもそも軍艦島に徴用工がいたかどうかは別として、”forced labor”じゃなく”forced to work”だから強制ではないという理屈は、専門用語を知らない人には分からんだろう。東大出のエリート官僚が考えそうなことだ。
    せめて徴用の英語文の定義に合わせた用語ならいいんだけどね。

    1. >、”forced labor”じゃなく”forced to work”だから強制ではないという理屈は、専門用語を知らない人には分からんだろう。東大出のエリート官僚が考えそうなことだ。

      結果的に、韓国だけでなく、日本国民をも騙した。
      日韓関係に新たな争いの種を持ち込み、国際社会における日本の地位を貶めた主犯と言える。

  4. 「兵役の義務」のある国が何を言っているのだろう。少なくとも、軍艦島は「行かない選択」もできたし、「ちゃんと給料」ももらえていたのだよ?

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