カタールワールドカップ、ドイツ戦で日本勝利・・ESPN、ゴミを拾う日本サポーターたちを報じながら「本当に完璧なゲストです」

昨日の夜、カタールワールドカップで日本チームがドイツチームに2対1で逆転勝ちしました。まさにジャイアントキリングです。韓国メディアも大きく報じていますが・・単に結果を報じながら「すごい結果です」とするメディアもあるものの、なぜかサウジアラビアまで含めて「アジア」を強調し、2018年に韓国チームがドイツチームに勝利したことを盛り上げるメディアもあります。

当時、ドイツチームは決勝トーナメント進出がかかっていたため、最後にゴールキーパーまで攻撃に加わるなどして、そこを狙った韓国チームのゴールなどで、勝利となりました。確かに似ている部分もありますが、これをメインで報じるかな、普通・・と思いました。聯合ニュースの記事がちょうどこんな内容です。逆に、ニュース1はESPNの記事を紹介しながら、日本チームのサポーターたちがまたもや試合後にゴミを拾うなどして、高く評価されている、勝ったのは試合結果だけではなかった、と報じています。本ブログでは聯合ニュースとESPN(ニュース1の報道で知りました)の記事を紹介します。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・ワールドカップのオープニングで、日本チームがドイツに2-1で勝利した衝撃を、日本のサポーターたちは、他の大会でも何度も見られた彼らの素晴らしい伝統で祝いました。前の王者に逆転勝利を収めたサムライブルーのファンたちは、試合後もカリファ国際競技場のスタンドに残りました。結果を喜ぶためではありません。その場所を、自分たちが来たときと同じ状態にした後に帰るためです。

試合中、日本代表チームのサポーターたちは何百枚ものの青いゴミ袋を用意していました。大勢のサポーターがそれを使って、座席の下に残されたゴミを片付け、回収したのです。これは、初めて見る風景ではありません。2018年ワールドカップ、決勝トーナメントでベルギーに3-2で敗れた後も、彼らはゴミを拾い、観戦していた人たちに喜びを与えてくれました。さらに、2022年大会の開幕戦では、日本代表が出場していないにもかかわらず、日本のファンがゴミや捨てられた旗を片付けている姿も見られました。彼らは、本当に完璧なゲストです(ESPN)・・>>

 

<<・・まるでデジャブ。2022カタールワールドカップで日本サッカー代表チームのドイツ戦勝利は、2018ロシアワールドカップ韓国のドイツ戦勝利と色々と似た点が多い。日本は4年前、韓国と同様の記録で「錆びた戦車」ドイツを撃破した。韓国と日本はドイツと比較してほぼ同様のボールシェアを記録した。統計専門サイト・オプタは24日「日本はドイツ戦で26.2%のボールシェアを上げた。これは歴代ワールドカップ史上最も低いボールシェア勝利2位記録」と伝えた。続いて「1位は韓国がロシアワールドカップグループリーグドイツ戦で記録した26%」と説明した。

スコアも似ている。韓国は2018年6月27日ロシアカザンで開かれたロシアワールドカップグループリーグF組ドイツ戦で2-0で勝利し、日本は23日カタールワールドカップグループリーグE組1次戦でドイツに2-1で逆転勝利した。韓国と日本はいずれも2ゴール、いずれも後半戦に入れた。シューティング記録も似ている。韓国は4年前に12個のシューティングを試み、ドイツに28個のシューティングを出した。今回は日本が12個、ドイツが26個だった。もう完全に瓜二つだ・・

 

・・韓国と日本がドイツ戦で同じ記録をしたのは、日本の作戦が、4年前に韓国が行った作戦と似ていたからだ。日本は、4年前にドイツを相手にした韓国のように守備をしっかりと積み重ねた後、カウンター中心の作戦を繰り広げ、ドイツ選手たちの体力が落ち始めた後半戦に速いスピードを利用して得点を狙った(聯合ニュース)・・>>

他にも一部の地上波放送などが、まったく同じ内容を報じています。私はこう分析した・・ということなら別にそれでいいかもしれませんが、これだけの大手メディアが、『これ』をメインで報じる姿は、日頃の行いというのもあって、見ていてすっきりしません。『今度は私たちが勝つ番だ』とする記事もいくつか出ていますが、個人的に、それが一番良い反応ではないだろうかと思っています。

 

 

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