盧武鉉氏自殺(税務調査)は保守右派の陰謀だ!な流れ

盧武鉉氏の自殺は、今考えても衝撃的でした。あの時、きっかけになったのが「テグァン(泰光実業)」という企業への税務調査です。

テグァンは、韓国の経済成長期にシューズなどを作って輸出することで大きくなった会社です。いまもやってかはわかりませんが、90年代からはNIKEと契約しているシューズメーカーでもあります。

テグァンの会長パク・ヨンチャ氏は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の古くからの支援者で有名でした。李明博(イ・ミョンバク)氏が大統領になってから、急にテグァンに税務調査が入り、その6ヶ月後に盧武鉉氏が自殺しました。多分、違法で資金が動いていたのでしょう。

 

さて、ここで、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の命令で「国税行政改革」のために作られた国税行政タスクフォース(TF)が、「盧武鉉前大統領逝去を触発させた泰光実業 税務調査の真相調査に着手したことが確認された」、とのことでして。

李明博・朴槿恵政府時代に行われた、「政治的な税務調査だ」と疑わしい他の件も調査していて、年内に真相調査の結果を発表する予定である・・とのことです。

http://v.media.daum.net/v/20170925181359111

「李明博潰し」はすでに数ヶ月前から形になっていました。彼を「盧武鉉を殺した男」にして、もっと象徴性を高めるつもりなのでしょう。

「右派と左派の和解」を声高く叫んでいた文在寅氏。左派は善、右派は悪とする善悪論もどきの区分がハッキリすればするほど、彼の言う「和解」は完全なものになるはずです。「敵を完全に潰すことこそが最高の和解」ですから、韓国では。そういえば、軍事政権が潰れた時にもまったく同じ流れがありました。

 

余談ですが、同じ日、朴槿恵前大統領を「不正選挙で当選した」「隠し子がいる」などとデマを流して名誉毀損で訴えられた男が、無罪判決となりました。

不正選挙の件は「疑うほどの理由が十分にある」から無罪で、隠し子の件は「ネットで流行っていた話だから、被告はそれを本当だと認識して書いたのだろう」から無罪だそうです。

時代が変わった・・いや、上下が完全に逆転していますね。同じ基準で、文在寅氏のことを書いても、名誉毀損にならないのでしょうか?

http://v.media.daum.net/v/20170925191452372?d=y

 

 

 

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