中秋の名月と名節の火病

韓国には「名節」というのがあります。辞書上の意味では「民俗的な祝祭日のこと」となっています。日本の元旦やお盆にあたいする「ソル」や「チュソク(秋夕)」も名節になります。

ちょうどチュソク・・旧暦8月15日は、今日10月4日でした。

 

(↓ここから「続きを読む」の後になります)

足首の調子が悪くて今年は日本に来れなかった姉、姪、そして兄と電話通話しました。韓国は連休中です。

 

本題終わり(スタッフロール)。

 

ついでにもう少し書きますと・・このシーズンになると決まって「名節火病」、または「名節症候群」という言葉が聞こえてきます。

記事を引用してみます。

・36歳の主婦であるA氏は、カレンダーをめくるたびにため息しか出ない。祝日連休を考えると、消化ができず、胸が苦しくなり、心臓まで痛み走る。慣れていない名節飲食(昔の家庭料理など)もそうだし、気難しい夫側の家族、年上の人たちに尽くすべきことを考えると、目の前が真っ暗てになって逃げ出したいとしか思わない

・29歳就業準備生B君は今年も田舎(親族が集まる親の家のこと)に行くのをやめた。長い連休、切符が買えなかったという言い訳をして、自宅にかかってくる電話にも出ない。従兄弟の弟たちと比較しながら、就業はいつできるのか、結婚はできるのか、休む暇なく集中する家族と親戚の質問攻勢を、何とか避けたいからだ

・名節症候群とは、名節を前後しての精神的、肉体的疲れが原因で発生する一種のストレス性疾患であり、「名節火病」とも呼ばれる。

・帰郷長時間運転、家事労働などの物理的疲労と偏向家事労働のために発生する性差別など、様々なストレスによる頭痛とめまい、胃のむかつき、消化不良のような身体的異常の症状が現れることをいう。名節中に家事を担当する主婦たちに特に強く現れ、結婚して間もない、または夫側の家族と仲が良くない主婦は症状がさらに深刻だ

http://media.daum.net/life/health/wellness/newsview?newsId=20171004090105617

名節火病・・格闘ゲームによくある必殺技の名にも見えますが・・シンシアリーも「結婚しないの?」とは散々言われましたが、火病になったことはありません。

いつも「家族こそ最高のウリ」と叫んでいる人たちが、何で家族が集まると必殺・名節火病の術を唱えるのか。謎ですね。そんなに仲がいいなら、久しぶりに会うと嬉しいはずですけど。

上の記事のA氏、B氏はまだ良い方で、名節の日に家族が集まると、決まって喧嘩になります。主婦さんたちの場合は「家事のせいで苦しいから」だけでも十分わかります。じゃ、なんで男たちが喧嘩をするのか?

韓国人が名節に喧嘩をするもっとも大きな理由は、「比べられた」からだと言われています。少しでもいいことがあったら「こんなにいいことがあった」だけ話せばいいのに、「お前はどうだ」と話が進み、親戚の間で何もかも「比べ合戦」が始まります。

そんな意味では、名節症候群よりソース記事の「名節火病」のほうが合ってる気がします。

 

 

また曇った話を書きましたが、空は晴れ、綺麗なお月さま。鉢植えですがバラはまた咲いてくれて、ガクアジサイもまたピンク色の花を咲かせてくれました。

美しい夜です。

 

 

著書関連のお知らせ◉

シンシアリー+扶桑社の10冊目となる「なぜ日本のご飯は美味しいのか」が11月2日発売です!

9冊目、韓国人による末韓論(扶桑社新書)が発売中です!

他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。