「嘘が叔父よりいい」

韓国の諺には、「嘘が叔父よりいい」というものがあります。似たようなものとして、「嘘もうまくつけば田5マジギよりいい」というのもあります。

ここでいう「いい」は、「役に立つ」という意味です。前者は、嘘のほうが、叔父より役に立つという意味です。後者は、マジギというのは広さの単位で、5マジギ範囲の田(≒すなわち農事、暮らしに大いに役に立つもの)よりも嘘が役に立つという意味です。

ミックスして(?)「嘘もうまくつけば叔父よりいい」というバージョンもあります。

 

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この考え方は、今でも残っています。2016年韓国で出版された、「韓国人の嘘」という本があります。本そのものは、「韓国人は嘘をつく時に自分の鼻に触らない」など、面白い読み物でした。

ただ、妙な部分がありました。引越しの時に処分して本はもう手元に無く、うろ覚えですが、「親たちは、嘘をついてはいけないと子供たちに言いながらも、靈惡に生きるべきだとも教える。その矛盾を、教育だと勘違いしているのだ」、と。

韓国で言う「靈惡だ」は、日本語辞書には「賢い」「利に聡い」などとなっていますが、私の個人的な意見だと、日本語の「ずる賢い」にとても似た語感です。

「嘘をついてはいけない」と「ずる賢い生き方をしろ」を同時に教えている・・そして、それは矛盾している、というのが著者さんの主張であるなら、

韓国人のズルカシコイ生き方に嘘は無くてはならない要素である、という意味になります。

うまくつけば嘘が叔父よりいい、田よりいい、そういう諺がいまでも韓国人の「嘘」と言うものに対する認識として残っていることでしょう。

 

こういう生き方をする人は、嘘をつくことを「当然の行為」として認識するようになってしまいます。まるで、嘘をつくことを、「自分が得をするための、何かの権利」だと勘違いしてしまうわけです。

先週、グァムに旅行に行った韓国人の判事夫婦が、6歳と1歳の子を車の中に放置し、現地の警察に逮捕されました。そのまま児童虐待の現行犯になるそうです。

判事夫婦は、児童虐待の意図は無かったということで罰金刑で済みましたが、現地のニュースで話題になったのは、判事夫婦が言った「3分だけ留守(車に子を放置)にしました」という証言です。二人が留守にした時間は、少なくとも45分以上であることが明らかになったからです。二人が「判事」だということも含めて、ニュースは現地でもそこそこ話題になったとのことです。

 

 

 

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