1797年「中国(明)の呪いの杭のせいで朝鮮北部で人材が生まれなくなった」

土日ということもあって、なんかいつもと違うネタは無いのかな・・と探してみたら、ちょうど面白い記事があったので紹介します。

「日帝が私たち民族の気を断つために呪いの杭を~」という話、韓国関連ニュースでお目にしたことありませんか?

日帝が朝鮮民族の気や精神などを破壊するために、呪いの杭をさした・・という主張です。

ですが、それと似たような主張が、1797年にもあったことがわかりました。さすがに相手は日帝ではなく(笑)、中国(明)です。

 

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朝鮮王朝實錄によると、1797年6月24日のことです。

朝鮮の22代王であるジョンゾ(正祖)が、右議政(当時もっとも高い3つの職位の1つ)を呼んで、「最近、人材が生まれなくなった」と嘆きながら、その理由として「鉄の杭」を持ち出しました。

明国の使者が、朝鮮の某所に「天子の気運」があるのを恐れ、それを断ち切るために鉄の杭をさし、そのせいで朝鮮の北方からは人材が生まれなくなったというのです。

http://v.media.daum.net/v/20150809140302698

 

1999年には、李舜臣と世宗(朝鮮4代目の王でハングルを作った人)の墓から包丁と鉄の棒が大量に発見される事件もありました。

http://v.media.daum.net/v/19990425003500353

後で、これはある巫俗人(民俗信仰の強い人、シャーマンみたいなものが多い)が、「自分の病気を治すため」にやったことがわかりました。

 

ある場所に杭(など)をさすと、病気が治ったり人材が生まれなくなったり気が途絶えたりする・・・・それをすんなり信じてしまうのは、

気に入らない現実を「誰かが私を呪って何かやったに違いない」と信じているから、ではないでしょうか。

もしそうなら、その考え方そのものが、自分自身の判断力を破壊する「自分で自分にさした呪いの杭」でありましょう。

 

 

 

 

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