「日本ではなく、自分のボールに自信を持て」

昨日、APBC決勝戦という野球試合がありました。三日前に始まった大会で、日本、台湾、韓国が参加したそうです。

三日前の試合も、昨日の決勝戦も、日本では想像も出来ないほど、韓国では大きな話題になりました。理由は簡単で、相手が日本だからです。

 

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昨日は韓国チームがかなり一方的に負けたみたいで、大会が終わるとマスコミは「大した大会でもなかった」と手のひらを変えました。

ソース記事でも「大会の規模が大きいとか重要度が高かったわけでもない」としています。

ただ、この記事では、面白いことを指摘しています。

「自信感が必要な対象は、日本ではなく、自分のボールだ」

http://v.sports.media.daum.net/v/20171120060301628

日本にだけは負けてはならない!と騒がないで、まずは自分のボール(記事では特にピッチャーのことで日本がずっと上だと指摘しています)に自信が持てるようになれ、という意味です。

 

 

いつだったか、「日本は韓国が憧れるブランドであるが、韓国は日本にはなれない」と書いたことがあります。だから日本の偽ブランドになろうとする、と。

韓国のネット世論は、偽ブランド問題に対して「それが何が悪い」という意見で溢れています。

http://v.media.daum.net/v/20160419104719378

基本的には、「買えないから偽物買うわけだが、何が悪い?」となっています。「強者の立場で記事を書くな」という趣旨も目立っています。

「ブランド品が買えないなら、ブランド品じゃなくても安くて良い製品を選んで買えばいいじゃないか」という考え方をすれば、それだけで全てが解決できそうな問題です。でも、そういう方向には行きません。

「ブランドが買える『上』のやつらは、私の正当なる権利を不当な方法で奪ったのだ。そのせいで私は『下』になった」、すなわち「恨(ハン)」の心理があるからです。だから。「私にはせめて偽ブランドを使う名分がある!」になります。それを叱るのは、「悪いこと」「正しくないこと」です。

韓国もまた、「韓国という名の独自ブランドになる」という選択はしません。日本になろうとします。偽日本でもかまわずに。そうでなければならないと主張します。叱られると、「それが何が悪い」と怒ります。

「自信を向けるべきは、日本ではなく、自分自身」は、韓国社会のいろんなところに適用できそうな気がします。

 

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