米国人の書いたサムスン批判本、韓国で出版できず

一人の米国人が、韓国の社会問題を集めて本を書いたものの、国内で出版社を見つけることはできず、韓国での出版は無しとなりました。

2009年から韓国で財閥文化を調べてきたケインさんで、米国で出版されることになった彼の本のタイトルは「Samsung Empire(サムスン帝国)」です。

 

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本は、サムスンの成功は北朝鮮や日本に勝たなければならないという韓国民の切迫な心理の現れであるものの、サムスンは成功を自分たちだけで楽しんでいるとしながら、世襲問題、労働者たちの犠牲、CEOを神のように崇めることなど、サムスンは「北朝鮮そっくりだ」と指摘しています。

http://www.kntimes.co.kr/news/articleView.html?idxno=23331

 

この本が韓国内で出版できなかったことに対し、韓国は「民間(出版社)がやったことだから知らない」という言い訳をするかもしれませんね。

 

思い出してしまいます。「反日宗教論」という本のこと、皆さん覚えておられますか。旧ブログの時にちらっと書きましたが。

あの時、私は出版社の方に「責任がとれません」と言われて、その言葉の重さに勝てませんでした。結局、韓国では本を出版出来ませんでした。

どうせ出しても誰も読まなかっただろうし、私の場合はその後に扶桑社の方から声をかけられましたし、いまこうして著述家として日本で暮らしているわけですから、私の場合は「あの時出版できなくてよかった」とも言えます。

ケインさんの場合は、どうでしょうか。彼もまた、「責任が取れない」と言われたのでしょうか。

本の詳しい内容はわからないけど、成功を願います。

 

 

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