「産まないから世の中が潰れるんじゃなく、潰れる世の中だから産まないんだよ」

本ブログ定番のネタですが、韓国の特徴の一つに、こういうのがあります。

日本の社会問題を取り上げながら大騒ぎ(大喜び)する→実は同じ問題が韓国にもあった→日本ではその問題が改善し、韓国では悪化する→何年か後には韓国の方でもっと深刻な社会問題になっている

社会問題というより「懸念されている現象」ではありますが、「低出産」もその一つです。

ご存知、韓国の出産率はすでに日本より低くなっています。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

「時事ジャーナル」の記事ですが、どうやら韓国の青年層は低出産についてこう思っているようです。

「私たちが子を産まないから世の中(国)が潰れるのではない。潰れる世の中だから私たちは子を産まない」

記事の題の最初の見出し(というか、まとめ)の原文ママの翻訳となります。

他にも記事には、低出産問題に関する20代の青年たちの考え方として、このようなものが載っています。

ヘル朝鮮で(子に)苦しい思いをさせることになるだろうから、私よりも苦しく高齢者福祉を負担するはめになるから、仕事が少ないから人が減るのはいいことだ、このまま人類が滅亡したらいいのにと思うときもある、などなど。

http://v.media.daum.net/v/20180308080005488?d=y

 

ここでいう世の中(社会)の状態が出産率に影響を及ぼす一つの理由なのは間違いありません。ただ、それは社会の状態が必ずしも「悪化」したからではありません。

仕事というものの形がいろいろ変わり、働く女性も増え、良くも悪くも人の「パーソナル」化が進んだこと。それに合わせて社会に相応のインフラができたこと、などなど、いろいろ理由はあります。

私も家庭を持たない生き方を選んだ一人ですが、いま思えば、家庭を持っていたら、日本に移住するなど出来なかっただろう・・・な気もします。

家庭を持たない(または子作りしない)ことで、出来なくなる生き方もあり、出来るようになる生き方もある、ということでしょう。

ただ一つ言えることは、多くの社会問題がそうですが、「被害者と加害者に分ける」見方では、解決の糸口はつかめないことです。

 

 

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