文大統領、明日、憲法改定を発議

明日、文大統領が新しい憲法を国会発議します。

憲法改定を発議できるのは、国会議員の半数、または大統領だけです。

いまのところ、共に民主党121議席、自由韓国党116議席、正しい未来党30、民主平和党14、正義党が6、新しい民衆政党1、大韓愛国党1、無所属4となっています。

現在、国会議員は293人。通過には3分の2の賛成が必要ですから、196人が賛成しないといけません。いまのようでは、自由韓国党が反対しているので、この案のまま国会を通過するのは難しいでしょう。

 

 

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文大統領としては、「また悪い保守勢力が邪魔しちゃったよ~シクシク」としていれば支持率は上がる可能性が高く、別に損をすることは無いと思われます。

今の支持率(50%前後で自由韓国党の3倍以上)だと、2020年の国会議員選挙で与党が勝つ可能性が高いでしょうし、憲法改定は時間の問題とも言えます。

一応、文大統領は、急いで国会で審議を終え、早ければ6月の地方選挙(自治体長選挙)と同時に、憲法改定の賛否を問う国民投票を行おうという構えです。韓国民は「レミング現象(ついていくだけ)」が強いのは、国民投票で否決される可能性は無いに等しいと言えましょう。

 

後、余談ですが・・何度か本ブログでも取り上げたことがありますが、普通は5%~最大10%までの支持率を維持している極左政党があります。その名は「正義党」。

「韓国人が言う正義ほど恐ろしいものもない」という私の持論をその党名で証明してくれている政党です。その正義党が、文大統領(と与党)の憲法案をベタ褒めしました。

記事によると、この案は正義党が考えている憲法案と「大同小異」なものにすぎず、反対する理由が無いというのです。イ・ジョンミ代表は、「なんていい憲法なんでしょう」「早く国民の皆様にこの憲法を与えて差し上げたい」と話しました。その理由は、「直接民主主義の強化」、「同一価値労働の同一賃金」などが正義党の試案と一致するからだそうです。

http://v.media.daum.net/v/20180321200901226?rcmd=rn

 

本ブログでも憲法改定案が発表されてから真っ先に「これはおかしい」と取り上げた部分でもあります。その部分を極左政党の代表がベタ褒めした、となると・・・やはりこの案、タダモノじゃありません。

 

 

 

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