各市民団体、河野外相の訪韓に抗議

平日なのに、更新が思ったよりずっと遅くなりました。申し訳ございません。

河野外相が韓国を訪問中です。マスコミなどは、「ジャパン・パッシングが怖いからいまさら韓国に来た」と、ある種の「阿付(おもねること)」をしに来たという論調が支配的です。

また、市民団体も河野外相の訪韓に反対するデモを行いました。大規模なものではありませんでしたが、内容が「いかにも」なものだったので、紹介します。

 

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<・・11日午前、「積弊清算・社会大改革」釜山運動本部の強制徴用労働者像建設特別委員会は、日本総領事館の前で記者会見を開き、「安倍政権が朝鮮半島の平和局面を妨害しようともがきまくって、そのせいで国際的にワンタ(いじめられっ子、一人ぽっちにされる子の意味)される危機にされて、外務大臣を韓国に送った」と糾弾した。

彼らは「河野外相は今年の新年の外交演説で独島は日本固有の領土であり、韓国は日韓慰安婦の合意を着実に履行すべきだと妄言をしている」とし「また日本総領事館前に立つことになろう強制徴用労働者像に不便さを気兼ねなく表わした」と述べた。

また「時代錯誤的な軍国主義復活を夢見て、北朝鮮を敵対する政策にこだわると、永遠の戦犯国家として残るだろう」、「韓日外交のためには、日本の戦争犯罪謝罪賠償が先行しなければならない」と主張した・・>

http://v.media.daum.net/v/20180411132538710

写真の「すみません、ここビールもうひとつお願いします」ポースしてるのが強制徴用労働者像だそうです。

 

さて、本ブログでは、「いまの韓国で世論を作るのはマスコミではなく市民団体だ」としながら、「市民団体の政治権力化」を論じてきました。

彼らの権力化が急激に進んだのは、言うまでもなく朴槿恵前大統領の弾劾運動、いわゆる「ろうそく集会」です。

その中でも「国民行動」と呼ばれる、いくつかの市民団体が集まって活動した組織がありました。いまは解散してそれぞれの市民団体に戻っています。

記事の中で出てくる「積弊清算・社会大改革」は、彼らのスローガンです。

これは、彼らが1周年記念で集会を開いた時のものですが、同じスローガンが書いてあります。となりには「反戦平和」と書いてあります。

http://v.media.daum.net/v/20180309124803212

 

こうしてみると、ろうそく集会、強制徴用なんとか、安倍はワンター日本パッシングーと騒いでいる人たちが、「繋がっている」ことは一目瞭然ですね。別に隠す気も無いみたいですが。

彼らが韓国の「世論を作る勢力」になっていること。これが韓国の現実です。

 

 

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