報復と良識の関係

<・・統一が私たちの念願であるのは間違いないが、統一だけが合目的的であるわけではない。無条件で統一されてはいけないのだ。『統一の議論は、より人間らしい場を作るためのものでなければならない』という◯◯◯◯の言葉の意味をもう一度考えてみよう。自由もパンも無い、世界的な笑いものにされている王朝世襲の北朝鮮体制が私たちのユートピアな統一の姿であってはならないのだ。極左な大学生たちを1~2ヶ月位北朝鮮で暮らすようにしてみたらどうかという◯◯◯◯の言葉に共感できるのもそのためだ・・

 

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・・旧時代を精算する作業は早ければ早いほど良いだろう。◯◯◯◯は光州事態や前政権の不正を急いで、そして確実に終わらせるべきだと勧告する。しかしそれは報復ではなく、許しと和解で成し遂げなければならないという。彼が宗教人だからではない。それは国民の良識の問題なのだ・・>

 

〇〇〇〇は「金枢機卿」、前政権とは全斗煥政権のことです。この記事は、1988年8月20日の東亜日報が、金寿煥(キム・スファン)枢機卿の言葉を引用しながら書いた社説です。ソースはNAVERニュースライブラリーです。

 

申し訳ありません、枢機卿。それからもずっと同じことを繰り返してしまいました。

なんか、今読み返すと「ものすごく虚しいな・・」って気がして、さらっとエントリーしてみました。

 

 

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