正義(党)のデスノート

「正義党」をご存知でしょうか。本ブログでもたまにその名が上がってきますが・・左派の文在寅政権よりもさらに左の、いわば極左政党です。

その正義党と与党(共に民主党)の関係にて、妙な話がありまして・・今日は「正義党のデスノート」というのを紹介します。

デスノートは、日本の人気漫画「デスノート」のことです。韓国でもファンの多い作品です。読まれたことがなくても大まかな設定はご存知の方が多いでしょう。

 

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文在寅政権が始まってからは、他の政党が反対しても、文政権は長官の任命を強行しました。例えば、慰安婦問題でよく顔を出す外交部長官カン・ギョンファ氏もその一人です。

しかし、文在寅政権になってからも、高位公職者に指名されていた人たち、例えば長官候補などが辞退・または指名撤回となった事例があります。

その事例には、共通点があります。「正義党が反対した」です。だから、一角では正義党が反対する人は絶対に高位公職者になれないという意味で、「正義党のデスノート」という冗談が流行っている、とのことです。

 

オーマイニュース、去年9月1日のニュースから部分引用します。

<・・「ムン・ジェイン政府の人事、正義党の手にかかっている?(←見出しです)」

先月11日、パク・キヨン(前)科学技術革新本部長が辞任し、世間では正義党の「デスノート」という言葉が話題になった。ムン・ジェイン政府になってから、正義党が反対する高位公職者たちが次々と落馬した事実からできた表現だ。実際、正義党が反対した人々が次々と不名誉に辞退した。パク・キヨン前本部長を含めてアン・ギョンファン前法務部長官候補者、チョ・デヨプ前雇用労働部長官候補者等が正義党の「デスノート」に名前が上がった後、去っていった。

一方、他の野党が反対した人であっても、正義党が賛成する場合には、最終的には任命された。自由韓国党が国会ボイコットまで宣言しながら決死阻止しようとしたカン・ギョンファ外交部長官をはじめ、キム・サンジョ公正取引委員長、キム・サンゴン社会副総理兼教育部長官など多数の高位公職者たちが正義党の「デスノート」を回避できたおかげで、内閣に入城した。事情がこうだから、ムン・ジェイン政府の人事は、正義党の手にかかっているという冗談まで出ている・・>

http://v.media.daum.net/v/20170901101303293

 

そして、今日、こんな記事がありました。「正義党のデスノートに名前が上がったキム・ギシク金融監督院長~」。

詳しくは書きませんが、監督対象になっている企業から出張費用の支援を受けていたことで、キム院長は慣行的なものだとしていますが、野党側は解任を要求しました。政府と与党は、解任はできないち公表し、キム院長を守ろうとしていました。

しかし、正義党がいよいよ「解任できないとは遺憾です。今日、最終的に立場を表明します」と話すと、与党の態度が変わり、「キム院長、難しいかも」という雰囲気になった・・・という内容です。

http://v.media.daum.net/v/20180412050619847?d=y

 

デスノートかどうかはともかく、政権が正義党に監視されているような、そんな気もします。考えすぎでしょうか。

正義党「首領様に言いつけるぞ!」

大統領「やめてやめて」

・・というシステムだったりして(笑

 

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