原価公開

韓国人の「もの」に対する考え方を垣間見ることができるキーワードの一つ、それが「原価公開」です。

韓国人は、「もの」に対して原価以上の価値を理解できません。何年か前、マンションの原価を公開しろという騒ぎもありました。マンション価格があんなに高くてはいけない、暴利(不当な利益)を得ている連中のせいだ、不当なものでないなら原価を公開して証明しろ、という内容でした。これは、韓国人が社会に求める「公正」の一つの形でもあります。

最近は、通信会社に対して「携帯料金の原価を公開しろ」という判決がありました。

 

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携帯料金をもらうために使ったもの・・例えば相応のインフラを作るためにいくら使ったのか、そんな資料を全て公開すべきだ、という判決でした。

http://v.media.daum.net/v/20180413105518330?rcmd=rn

 

金大中政権のときから活躍してきた大手左派市民団体「参与連帯」が原告ですから・・たかが裁判所が市民団体様に勝てるわけなかったのでしょう。

高すぎでも安すぎでも問題ですが、それを決めるのは「市場」です。それに、ものには原価では評価できない価値があります。

極端的な例えですが、ノーベル文学賞を受賞した「本」の価値は、どれほどのものでしょうか。それを、「本」の原価で判断すべきなのでしょうか。

 

 

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