韓国紙「日本がまた危機を煽っている」

「日本は蚊帳の外」を主張していた韓国ですが、それは「日本が北朝鮮の制裁を解除するだろう」という目標のためのものです。

「偉大なる朝鮮半島の新しい歴史に私たちも仲間に入れてください」と泣きつく日本が見たかった、という心理もあるでしょうけど(笑

でも、日本は変わりませんでした。対話の可能性も開けておきながら、米国と歩調を合わせています。

すると、韓国マスコミの論調がまた変わりつつあります。「日本がまた朝鮮半島の危機を煽っている」というのです。

 

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<河野太郞日本外相が、朝鮮半島有事の際に備え、海外滞在自国民に緊急情報案内を受け取ることができよう、外務省関連サイトへの登録を要請したと共同通信が7日伝えた。報道によると、河野外相はこの日の参議院決算委員会で、「朝鮮半島有事の際、正しく対応できるように努力する」と述べた。

河野外相のこのような発言は、南北首脳会談に続き、北米首脳会談開催を控えた中で出てきたものである・・(略)・・日本政府は、以前にも、朝鮮半島有事の際の対策を強調してきたが、危機論を煽るという指摘が提起されたことがある・・>

http://v.media.daum.net/v/20180507192538404?rcmd=rn

韓国側の記事によくあることですが、「『誰が』危機を煽ると指摘した」かは書いていません。

 

いや、この記事をエントリーしたのは・・「日本が危機を煽っているとかいい出すだろうな」と思っていたら、その通りだった・・という脱力系な理由です。

昨日も書きましたが、今必要なことは「不信」かもしれません。北朝鮮という存在を決して信用せず、疑ってかかることが必要です。

慌てて制裁を解除したりする必要はありません。

朝鮮半島が平和になって、北朝鮮が完全無欠な非核化になって、北朝鮮が拉致被害者などの案件で再び日本と(まじめに)話し合うことになって・・

そんな肯定的な結果を「嫌がる」人は誰もいません。一つ前のエントリーで書いた新刊にも、散々イヤーンな内容を書きましたが、「本書の予想が外れすのはとてもいいことです」とも書きました。

でも、希望も絶望も、過ぎてしまうと人をダメにします。

確実な結果が出せるまでは、適切な不信を維持する。それこそが、朝鮮半島問題に対するもっとも適したアクセス法でありましょう。

 

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