「核武装した統一朝鮮半島が、核武装した北朝鮮より日本にとって脅威」

※いつもそうですが、夜の更新は次の日の更新が鈍るという意味です(笑)。明日はちょっと更新が遅くなると思いますので、夜にもうひとつ更新しておきます※

2009年3月17日の、左派新聞「ハンギョレ」の記事を一つ全訳します。

<北朝鮮の核兵器が温存されたまま朝鮮半島が統一、朝鮮半島の統一国家が核保有路線を選択した場合、日本が非核路線を再考する可能性があると、米国議会調査局の最近の報告書が予想した。

議会調査局が先月(2009年2月)19日に発刊した「日本の将来の核問題:政策議論、展望および米国の国益」というタイトルの報告書では、「日本は安全保障上の脆弱性を感じるたびに核保有の議論が活発に行われてきた」としながら、このように明らかにした。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

報告書は、「一部の日本の専門家は、核武装した統一朝鮮半島の方が、核兵器を持つ北朝鮮よりも日本に大きな脅威だと主張してきた」と指摘した。日本は第2次世界大戦後、正式に核兵器の非保有、非生産、非搬入の非核3原則を固守している。

報告書は、特に、統一朝鮮半島が日本の植民地統治に対する敵意を露出した場合、日本は核能力開発をさらに強要される状況になるだろうと指摘した。また、日本が米中関係が悪化したり、密着した場合の安全保障上の脆弱性を理由に核保有を再考することもありえると指摘した。これは、韓国と台湾まで核開発が広がって北東アジア地域の軍備競争を煽ることもあり、日本の核抑止力は、潜在的な安定要因というよりもリスクが大きいと指摘した。

現在、核周期を完成した(※)日本は、日本国内に6.7MT(1MT = 1.1t)、国外に38MTの分離されたプルトニウムを保有している>

http://v.media.daum.net/v/20090317193003545

(※)核燃料サイクルのことでしょうか。韓国にも核燃料周期という言葉はあるけど、核周期という言葉はありませんが・・記事原文ママです。

 

古い記事ですし、書いてある内容に関しても意見が分かれるところではあります。でも、一つだけ、「もし統一朝鮮半島(高麗連邦?)が核保有国になるなら、日本も核武装する」「核武装した統一朝鮮半島の方が、核兵器を持つ北朝鮮よりも日本に大きな脅威だ」という観点には大いに同意します。

いまの日本の世論で、核武装が出来るのか?と考えてみると・・どうでしょう。米軍が核兵器を日本に持ち込むことまでは出来るかもしれませんが。

ただ、今の日本に足りないのは、公論化ではないでしょうか。

個人的に、核武装だけでなく、朝鮮半島統一国家の核保有可能性と、その対処などの件は、もう少し公論化されてもいいテーマではないかな、と思っています。善でも悪でもなく、「現実(ありえる可能性)」として必要なものですから。

夜遅く、個人ブログが古い記事を取り上げただけですが、まぁ本エントリーもその公論化の微塵な一部ということで。

前にも書きましたが、私は日本の核武装に賛成している一人です。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

アマゾン予約開始です!

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が2018年6月2日に発売予定です。

今回は2018年になってからの出来事、北朝鮮の非核化問題、南北首脳会談のこと、韓国社会の親北化、韓国社会にあふれている市民団体の政治権力化と直接民主主義への渇望、そして慰安婦合意不履行宣言のことなどを扱っております。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!

 5月10日発売のVoice6月号に寄稿文が載ることになりました。なぜ韓国の大統領は不幸な結末になるのか?というテーマです。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。