めぐみさんの偽遺骨問題で大恥を晒し、「チョクパリは信用できない」と話した!?

元北朝鮮のイギリス大使テ・ヨンホ氏の書いた「3階書記室の暗号」に、めぐみさんの偽遺骨に関する内容があったので紹介します。

あの時、金正日氏は「日本人拉致問題」の存在を認めました。これはかなり異例なことです。本ブログ読者の皆さんならご存知でしょうけど、北朝鮮は韓国人拉致問題は認めていません。北朝鮮にいる韓国人(南朝鮮側の人)は、全員が越北(自分の意志で北朝鮮に入った)であり、拉北(拉致など自分の意志に反して北朝鮮に入った)は一人もいない、としています。

テ・ヨンホ氏の本によると、拉致問題を認めた金正日氏に対し、担当者たちが涙を流しながら謝罪したそうです。「外交戦士として申し訳ございません」とかなんとか。

 

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それでも金正日氏は、日本側が植民地支配のことで経済協力の名分で賠償するとしたから100億ドルは入ってくるだろうとしながら、拉致問題を認めた件はこれでよしとしていた、とのことです。

当時の小泉総理と金正日氏の共同宣言には、「日本は過去の謝罪と反省を示し~」「北朝鮮は日本国民の生命と安全に関する懸案に~適切な措置を取る~」とはなっていますが、経済協力で賠償とかの内容は聞いたことがありません。

それでも金正日がそう言ったからには、当時は外務省にいたテヨンホ氏も「100億ドル!!!」と胸がドキドキしたそうです(笑

 

でも、その後、めぐみさんの遺骨が偽物だとわかりました。

最後は本から引用します。

<・・その後、日本から来るという100億ドルとやらはどこかへ消えてしまい、拉致問題だけが浮き彫りになった。金正日は「チョクパリはやはり信用できない。それでも米国ノム(奴)どもがまだマシだ」と話し、日本との関係正常化をあきらめた。>(P212)

その後、イギリス側にも「朝鮮戦争の時に死亡したイギリス軍の遺骨です」としながら獣の骨を送って、大騒ぎになったりした、とも。

 

 

 

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