拡張してみましょう

韓国側では、文在寅大統領を褒める記事が圧倒的に多い中、それでも続いている「これはあかん」なテーマがあります。青年失業率関連の記事です。

この前、本ブログで「青年失業率は本当な22%を超えている(公式には10~11%の間です)」という寄稿文を紹介したことがありますが、

今回は、24%だとする主張が出てきました。

http://v.media.daum.net/v/20180515145016493

ソース記事では「体感失業率」としていますが、実はこれ、統計庁の資料で算出された「拡張失業率」となります。拡張失業率が何なのか、書いてみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

拡張失業率とは、「時間関連追加就業可能者」と「潜在的経済活動人口」を「失業者」として分類した失業率です。(用語は韓国側のものを直訳します)。

「時間関連就業可能者」とは、労働時間が週36時間未満で、追加で求職している、そしてそれが可能な(仕事をもう一つ増やせる条件にある)人たちのことです。「潜在的経済活動人口」とは、積極的な求職活動をしていないけど、就職を希望し、また就職が可能な人たちを意味します。

両方、普通の失業率統計では除外されます。特に後者の場合はずいぶん前から指摘されてきたことで、失業者であっても、積極的に求職活動をしていないと、失業率統計には入りません。ちなみに、「積極的」とは失業率統計で公式に使われている用語で、「集計時点の4週間前から、職業訓練を受けたり求人企業を訪れたり相応の応募をしたりした」を意味します。

この拡張失業率を適用すると、2018年3月時点で韓国の失業率は12.2%(公式4.5%)。青年失業率は24%となります。

 

不思議なのは、朴槿恵政府の頃、廃紙(古紙)広いのご老人たちを紹介しながら「それでも高齢層では保守派政権支持が強い」と書きましたが・・いまの状態でも、(マンペンなく支持を集めていますが)青年層で文在寅大統領支持特に高いと言われています。

なぜでしょうね。それぞれ、頭の中でありもしない「上古史」みたいな未来を描きながら、耐えているのでしょうか。

 

 

NEW 6月15日産経新聞、6月19日「週刊SPA!」、7/1発売号の「正論」に広告が掲載されます!

 著書関連のお知らせ 

・12冊目、「韓国人による罪韓論」が発売中です。

今回は2018年になってからの出来事、北朝鮮の非核化問題、南北首脳会談のこと、韓国社会の親北化、韓国社会にあふれている市民団体の政治権力化と直接民主主義への渇望、そして慰安婦合意不履行宣言のことなどを扱っております。

・11冊目にして「日韓比較論」第二弾、「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~」が発売中です!

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。