心が貧しい

メキシコのリードが2点差になった頃、こんなコメントが目に入りました。

「ところでサッカー勝ってなんだというの?メキシコってウリナラよりずっと貧しいじゃん」

この件は、「ネットの一角でのこと」ということにしてください。いつものように多くの「賛成」を得ているコメントでもありません。

ただ、決して初めて見る意見ではありません。同じ趣旨のコメントが、不定期的に、目に入ります。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

まず、「貧しい」で評価できることはこの世にほとんどありません。お金を貸す仕事をする人なら客の資産を気にしないといけないとは思いますが。

メキシコは格差問題がひどいとよく言われますが、格差問題が指摘されているのは韓国も同じ。メキシコには世界的な大金持ちも大勢います。「誰と誰を比べるのか」で結果は違うものになるでしょう。

 

前にも書いたことがありますが、韓国では「『良く』生きる」が「『豊かに』生きる」と同じ意味になります。「良く」には「正しい」「善い」という意味もある程度は含まれていると考えると、貧しいのは「善くない」ということになるのでしょうか。

「韓国人は白人にだけ優しい」という話は、前から何度も何度も指摘されました。

ずいぶん古い記事になりますが・・モグォン大学校チャン・スチャン比較政治学教授は、「韓国人は英米など先進諸国の国民には必要以上の従順な態度を見せる一方、発展が遅い国々、特に3D業種(忌避対象とされる仕事)に従事する有色外国人には、無視、差別する二重性が身についている」と話しました、と。

http://news.chosun.com/svc/content_view/content_view.html?contid=2003102970308

 

「なぜ韓国人は『有色人種』を見下すのか」。先の教授も指摘していますが、「貧しい」からです。いや、貧しいと決めつけているからです。

メキシコは貧しい。だからサッカー負けても韓国の勝利だ。そう主張する人にとって、メキシコは「貧しくないといけない」存在でもあります。決めつけです。精神勝利ができなくなるからです。

韓国人が、日本のことを「日本人は貧しい」「韓国はもう日本と同じぐらい発展している」と主張するのも、似たような心理からくるものだと私は思っています。

 

スウェーデン戦に比べるとそこそこ熱心に走っていた気もしますが、相変わらず反則も多く、「よい」イメージは残せなかった韓国チーム。心が貧しいようです。

 

 

 

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