矛盾

韓国人が日本を「もう経済大国でもなんでもない」と評価しているのは、もう珍しいことでもありません。すでに日本の「唯一のすごいところ」だった経済は没落した、日本から学ぶことはもう無い。驚くほど多くの韓国人、しかも知識人とされる人たちが、平気にそんな意見を出しています。

しかし、韓国は、統一の話をするときには決まって「日本が経済的に援助すべきだ」と言うし、青年たちに何の恥ずかしげも無く「日本に出稼ぎに行って」と言います。経済が没落した国に就職に行くなんて、聞いたことがありませんけど。

なぜこんな矛盾した態度を取っているのでしょうか。韓国人は、それらの意見が矛盾しているという自覚すら無いみたいで、「韓国が日本を見る」時には日本経済は没落済みで、「日本が韓国を見る」時には経済大国として援助・手助けをすべきだ・・そういう構造になっているようです。

 

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これはいわば「もっと私を同情してくれ。でも決して私を見下すな」という韓国の歪んだ被害者意識にも似ていて、

韓国が日本を見る時には、その目に映る日本は韓国が望む通りの姿でなければならないし、日本が韓国を見る時に「も」、その目に映る韓国は、韓国が望む姿でなければなりません。

どのようなときにも「韓国が望む姿」であるべきで、「日本が望む姿」ではなりません。それだと世界観が壊れてしまうからです。韓国が日本を見る時ならともかく、日本が韓国を見る時にも「韓国が望む姿」でないといけないから、困ったものです。この件、反日思想のいたる事案に関わっている気もします。

 

今日もまた韓国の大手投資会社の人が「日本の経済発展はもう80年代のハリウッド映画の中にあるだけだ」としながらも、「(米中の貿易摩擦があっても)日本のGDPで輸出依存は15%にすぎない」としながら、日本経済にもっと投資すべきではないのかというまったく矛盾した文を書いて、それが普通に新聞記事として載っています。

https://news.v.daum.net/v/20180820110515858

 

「どっちだよ」と言ってしまえば、この人は「あれ?そういえばおかしいな」と矛盾に気づくのでしょうか。それとも、矛盾に気づく「回路」そのものがもう機能しなくなっているのでしょうか。

さき、出稼ぎ青年組の話をしましたけど、いままでずーっと「日本は悪い日本は悪い」と教えてきた大人たちが、青年たちに「日本で稼いでこい」と話すことを全然躊躇ってないことに、私はものすごい違和感を覚えています。

さらに、いままでずーっと「日本は悪い日本は悪い」と教えられて何の疑問も感じなかった青年たちが何の躊躇いもなく「はい、じゃ行ってきます」と話すこともまた、違和感ばかりです。

それもまた、「自分が望む姿」しか映らないからでしょうか。

 

 

 

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