善人と演出

本ブログでは扱いませんでしたが、ソウル市長パク・ウォンスン(朴元淳)氏が7月から約1ヶ月の間、ソウルで一般的に「貧しい人たちが暮らす」とされる街のオクタプパンに引っ越して暮らしました。

オクタプパン(옥탑방)とは、家(低層の建物、または屋上のある住宅)の屋上に作った家のことです。ほとんどが仮設住宅みたいな形となります。もともとは「チョンセ(家を貸す)」のために大家が任意に作ったもので、違法も多いです。韓国で住宅街を歩くと、いまでもよく目につきます。

うろおぼえですが、朴市長は「住居環境が整備されていない地域の実態を把握し、自ら体験するため」だとしていましたが・・・

 

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朴市長がその部屋で暮らしていた8月7日、朴市長の部屋(がある建物)の隣の建物に部屋を借りて暮らしていた知的障害者の男性が、自殺したことがわかりました。

ソウル市長が「該当地域の苦しい現状」を知るためにそこに行ったのなら・・この男性をなぜ放っておいたのでしょうか。

https://news.v.daum.net/v/20180828113209383

 

別にこの件で「朴市長が悪い」というのもどうかと思いますが、

「苦しい現状を体験するために」引っ越してきたという朴市長の部屋には、大勢の公務員や記者たちが行き来していたはずです。となりの建物の知的障害者の男性に気を使う人はいなかったのでしょうか。責めたいというより、虚しい気持ちです。

余談ですが、現地住民たちからは「うちは貧しいところだと宣伝でもする気か」との抗議もあったと聞きます。

 

 

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