不信を信じるしかない?

2~3ヶ月前から、ブログにエントリーしようかどうか悩んでいたネタです。

ソウルのある有名女子高等学校。親たちが、ある双子とその父親に「あの双子の父親が、事前にテスト問題を娘に教えた」と一斉に示威(デモ)を始めました。

理由は、その双子がそれぞれ文科(文系)と理科(理系)で成績1位を取ったからです。二人の父親は、その学校の校務部長です。学校の業務の責任者のことです。

二人は、成績が全然ダメだったわけではありませんが、それでも1位が取れるほど良かったわけではありません。そんな二人が、一気に1位を取ったのです。だから、他の学生の親たちが「あの二人の父親が不正行為(テスト問題を事前に見せた、など)をしたに違いない」とデモを始めたのです。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

学校側と二人の父親は「二人は熱心に頑張った」と話しましたが、親たちは聞こうとしませんでした。

騒ぎが大きくなると、教育庁はこの件を調べました。すると、怪しい点(正答に間違いがあって後で修正された問題に、二人が修正される前の正答をそのまま書いた、など)がありました。

この件は警察が捜査するようになりました。

そして2ヶ月以上捜査が続き、今日は取り調べを受けていた二人のうち一人が呼吸困難で病院に運ばれた、とのことです。

https://news.v.daum.net/v/20181006160457880?d=y

 

・テストで1位になったとして、それでデモをする

・なんで根拠もなしに『不正行為をした』ってことになる

・頑張ったから1位になれたという話をなぜ誰も信じない

・調べたら本当に怪しい点があった(・・・って、本当に不正があったっぽい)

・警察が調べて一人が呼吸困難で病院行き

・ネットでは二人を「大罪人」とする流れが圧倒的

 

「なぜそんなことで人を疑うのか」と言うことができません。「そんなこと」が事実の可能性が高いからです。この件の警察調査で何かの結果が出たとしても、それでこの「不信に文句が言えない」「不信が当たっている」「不信を信じるのが勝つ」社会の歪みが、解消できるのでしょうか。

 

 

 

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