赦免の裏に何があった

2009年、本ブログに李◯博大統領が様々なネタを提供、ほぼレギュラー出演(?)していた頃の話です。

2009年、対象者152万7000人という、特に大規模な赦免(罪を無かったことにすること)が行われました。韓国では、赦免は大統領の権限です。

ここでいう赦免には、ほとんどが、交通違反の罰点を取り消す、運転免許取り消しの人に再発給を許可するなどです。152万人が牢屋からぞろぞろ出てくるシーンは考えないでください。

でも、数は少ないけど、財閥、高位公職者なども含まれ、いつも問題視されます。152万人赦免のときではなく、もっと後のことになりますが、サムスンのイ・コンヒ会長1人のためにわざわざ赦免を行ったこともあります。

 

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あのとき、2009年の152万人赦免のとき、政府は「生計のための犯罪者に限られる」と主張しました。「じゃなんで飲酒運転も赦免するのか」という指摘には「お金持ちは自分で運転しないから」と話したりしました。

余談ですが、このように赦免された人は、また交通関連でなにかも問題(事故など)を起こすことが多く、1兆ウォン近くの経済的損失をもたらすという研究結果もあります。

https://news.v.daum.net/v/20090811124005206

https://news.v.daum.net/v/20090211143204543

 

・・・そして、今日、ノーカットニュースに、2009年の赦免に、約500人の凶悪犯が含まれていたことが確認された、というニュースがありました。

殺人犯320人、特殊強盗など123人も、組織暴力関連犯45人、性犯罪者4人などなどです。

なぜ彼らが含まれたかは、当時の審査委員たちに聞いても「わからない」「そんはなはずはない」と。

https://news.v.daum.net/v/20181014073001747

 

李明博政権が、ある勢力(暴力団など)を庇護するためにこんなことをした可能性もなくはありません。ただ、2009年のMBCニュースに、ヒントになれそうな一行があります。

「実際に赦免される人たちが生計型庶民なのかは確認もしていないそうです」

https://news.v.daum.net/v/20090812101204082

 

頭数を揃え、とりあれず「こんなに赦免しました」と発表するために、ちゃんと審査もせずに「おまえ赦免、おまえも赦免」としたのではないでしょうか。

だとしたら、思わしくない意味で「すごい」話です。

 

 

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